ナムトックとナムプリック
牛肉を焼いてナムトックにした。焼いた肉を食べやすい大きさに
切って出すのがタイ流の食べ方だ。タイ料理ではナイフを使わ
ないから、肉はあらかじめ切っておかないと食べられない。
こうして切った肉をナムプリックと食べる。
焼肉のタレとでも思えばいいナムプリックは小さい器に入って
いる。俺達は焼肉を食べる時、肉をタレが入った器につけて
食べる。それが普通の食べ方だ。
ナムトックをナムプリックにつけて食べるとタイ人は嫌がる。
ヌチャナートはナムプリックが腐ると言う。
「ナムプリックをスプーンでとって肉にかけて食え」と言うのだ。
この習慣が身につくまでに時間がかかったと思う。
このナムプリックは肉だけでなく魚にも使うから、肉をナムプリッ
クにつけると肉の味がナムプリックに移る。
肉の味がついたナムプリックを魚に使うのは好ましくないと言う
考えだろう。
ここに二つナムプリックがある。緑の葉が入ったナムプリックは
ヌチャナートの物だ。ヌチャナートが使うナムプリックには苦味
が入っている。俺のナムプリックには苦味はない。
この苦味が美味しい、良いとタイ人は言うのだ。
俺のナムプリックだって、日本人から見ると大辛か劇辛だ。
これが普通の食べ方になると、当たり前のように激辛のナムプ
リックをかけながら食べている自分がある。
2011/8/30
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