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2011年11月30日 (水)

油断すると

こんな和風の絵柄の皿に盛りつけてあるから油断して和食と思って食べ
ると大変なことになる。なんでも辛いタイ料理だがこれはその中でも辛味
に特徴があるパッカパオだ。
パッカパオを作る時は真冬でも家を開けて調理をする。
そうしないと唐辛子からでるまるで毒ガスのような刺激臭でやられてしまう。
いつも開放的なタイの家屋だからできるパッカパオだ。
それを日本の家屋でやろうというのだから無理がある。
でも食いたいから家中の窓や戸を開いて作る。

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この料理は一口食べるとどんなに食欲がない時でも食欲が出てくる。
適度な甘味と、刺激的な辛味、香草の香りが入り混じって食欲をおこさせ
る。連日の暑さでさすがのタイ人も食欲を失った時、なんとか食べようとし
て発明した料理じゃないかと思っている。

2011/11/29

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2011年11月29日 (火)

幸せな食事

世の中はグルメグルメと騒いでいる。
美味しい物を食うことがそれほどいいことなのだろうか?
腹一杯美味しい物を食べれば幸せなんだろうか?
幸せな食事っていったいなんだろうか?
こんなことを考えていたら、ある主婦のことを思い出した。
服装だけで判断しては失礼なのだが、彼女は決して裕福な家庭の主婦
ではない。
「あのね、デパートの地下で思い切って高いお刺身を買ってきたの。」
「ほう・・・・」
「それを主人と食べたの。主人が美味しいって言ってくれたのよ」
「ああ、よかったね」
彼女はその時のことを思い出して頬を赤く染めた。
俺は「同じ物を食べてもお金持ちの主婦はそうは感じない。これこそが
幸せな食事なんだ」と思った。
彼女の上気した頬を美しいと思いながら見ていた。

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「サミイはもっと野菜を食べなくちゃだめよ」
それは俺も分かっているのだが、野菜や魚よりも肉が好きだからつい
つい肉料理を多く食べてしまう。
「野菜を食べていると便秘にならないわよ」
ハイボールを飲みながら、ヌチャナートの話を聞いている。
「今日は肉はいらないよ。野菜だけにするよ。」とつい言ってしまった。
こんな野菜炒めのタイ料理を作ってくれた。
ナンプラと牡蠣油で味付けしただけのどうということのないタイ料理だ。
濃い緑と唐辛子の赤の対比が目をひきつける。
ちょうどよい塩味だと思いながら食っていると、唐辛子の辛味にあたる。
その刺激が食欲をそそる。
ヌチャナートが作ってくれる料理を美味いと思いながら食う。
高価な素材ではない、グルメと言われる素材ではない。
ありきたりの野菜を炒めただけだが、幸せを感じた。

2011/11/28

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2011年11月28日 (月)

パットヌア、タイの朝食

食い物にはお約束と言うものがあってその約束を守らないとなんだか
違和感が出来ちゃう。
納豆と生卵を夕食に出されるとちぐはぐな気がする。
この組み合わせは朝食のものだ。
英米人にベーコンアンドエッグを夕食に出したなら彼等は違和感を感
じる。その点なのだがタイには「朝食にはこれを」というお約束がない。
まあ、あるのだがその約束は固い契りのようなものではない。
朝食にこんなものを食べる人が多いというていどの緩やかなお約束だ。

俺はタイの朝食ではお粥が好きだな。パートンコーとコーヒーの組み合
わせも大好きだ。こんな組み合わせはタイ人から見たら、おかしな喰い
方だろう。でも俺にはこの喰い方がうまい。同じことを白人がやっていた。
「パートンコーとコーヒーは美味いよね」
「うんそうだな」白人も頷いていた。

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お約束がないことをいいことに?タイ人は朝昼晩とも同じようなものを食
べている。今朝はパットヌアがでてきた。
「おいおい、朝から唐辛子がいっぱい入った辛い料理かよ?」
はい、そうなんです。これが朝食です。
朝は刺激の少ない料理にするなんて考えはない。
お約束がないということは食の無法地帯だ。
これなんかまだいい方だ。もっと辛い料理がでることがある。
こんな料理が朝から一週間、一ヶ月と続くと無法地帯から逃げ出す人
が多い。そんな人を軟弱と言えるかな?

2011/11/25

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2011年11月27日 (日)

慣らされた味

新しいブランドのトムヤンクンラーメンがあったので買ってきて食ったけ
どあまり美味いと思わなかった。
これが不味いのは俺の作り方が悪いのだと諦めていた。

今日はヌチャナートがトムヤンクンラーメンを作り、味見して言った。
「これ、美味しくないわ!」
やっぱり美味しくないと言っている。俺の感じ方と同じなので安心した。
どうやらこの味はウチの味ではないらしい。
「レモンを入れるといいわ」
レモン汁とナンプラを加えてくれた。どうやら食える味になった。
「これはタイ南部の味よ」
ウチの味は東北の味だから、南部料理の味付けとは違うのだな。
いつもの味とは違うので美味しくないと感じたようだ。
人間って慣れた味、慣らされた味が美味しいと感じるのだ。
俺も東北の味に慣らされているのだと、トムヤンクンラーメンで知った。

2011/11/26

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2011年11月26日 (土)

トンカツにするわね

俺が何も言わないのに「トンカツにするわね」と言い出した。
いつもタイ料理ばかりなので、たまには和食を食いたいのではないかと
気を使ってくれたのだ。嬉しい限りだ。
でも俺は和食が良い、和食でなくちゃ駄目ということはない。
俺が想像したトンカツの盛り付けはトンカツの隣にキャベツの千切りが
山盛りになっている奴だ。

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ヌチャナートはこんな盛り付けをしてきた。
これがヌチャナートが考える和風の盛り付けなんだ。
俺たちにとってトンカツは洋食だから皿に直接盛りつけるものなんだが
ヌチャナートはそれが分かっていない。ヌチャナートにとってトンカツは
和食だから天ぷらのような盛り付けが正しい盛り付けだと思っている。
天ぷらは敷き紙の上に盛り付けることがある。
このアイデアをヌチャナートは気に入っている。
「こうやると余分な油がなくなって美味しいわ」
敷き紙ではなくて網の上に揚物を乗せることもある。
今日は敷き紙を敷いて網ものせた。これで完璧だと思っている。
満面の笑顔で盛り付けたトンカツを出してきた。
「こんな盛り付けをタイ人は知らないわ。これを見たらタイ人は驚くわよ」
なんて思っているはずだ。
キャベツの千切りはないが、どう見てもトンカツだ。
トンカツソースで食べるのが正しい食べ方だと俺は決め付けた。
ヌチャナートは「ナムプリックがあるわよ」と言う。
トンカツの正しい食べ方はナムプリックをつけて食べるものとタイ人は
考えるようだ。
この考え方のギャップは何時までも埋まらないだろうな。

2011/11/23

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2011年11月25日 (金)

パットトーフ、豆腐の炒め物

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最近、野菜を多く食べるようにしている。今日は豆腐を食べることにした。
「お豆腐をどうやって食べる?」
「・・・・うーん・・・・・?」
「トムチュートにしましょうか?」
豆腐のトムチュートは暫く食っていないな。それもいいな。
「うん」と返事をしたつもりだったが、返事のタイミングが悪かったみたい
だ。
「パットトーフにする?」
パットトーフ?なんじゃこれ?ああ豆腐の炒め物のことだな。
日本人が言う豆腐ステーキかな?
タイ人が作る豆腐ステーキはどんなものかな?興味があるな。
「うん、パットトーフがいい」
俺は油をしいたフライパンに豆腐を載せて焼き、ナンプラと牡蠣油の
ソースで味付けしたものを想像していた。
出てきたものは野菜炒めに肉の代わりに豆腐が入ったものだ。
これはこれなりに美味しい味だ。辛味がないから日本人はご飯のおか
ずとしてこのまま食べることができる。
炒めた野菜と豆腐から汁がたくさん出ている。
旨味が詰まっている汁をご飯にかけて食うと美味い。
「ねぇー、生の唐辛子が欲しいでしょ?」
俺はこのままで良いと思っているのに、タイ人から見ると物足りない味
なのだろう。生唐辛子をナンプラに浮かせたものを持ってきた。
せっかく作ってくれたものだから、生唐辛子をパットトーフに加えて食
った。最初のうちはなんともないが、じわっと口の中で辛味が広がる。
「おお、やっぱりこの料理はタイ料理なのだ」
こうやって生の唐辛子と一緒に食うと美味い。

2011/11/22

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2011年11月24日 (木)

タイの緑茶

整理をしていたらこんな緑茶の袋が出てきた。たいして気にもせずにい
た。お茶でも飲むかと思って袋を見ると、Japanese Green Teaとある。
何で英語が書いてあるのだ?
「なんじゃこれ?機内食で貰ったお茶か?」
揺れる機内で熱湯を注ぐわけがないから、機内食ではない。
そうするとこれは何処かで手に入れたものだ。何処だ?
”ラミン”なんてわけのわからない文字がある。
袋の裏を見るとURLが書いてある。
ウエブで見るとタイの緑茶だということがわかった。

なんで俺がタイの緑茶をもっているのだ?
どうやら前回、タイへ行った時に買ったものらしい。
ペットボトルに入った冷たい緑茶はコンビニなどで買えるが、温かい緑
茶はない。中国系タイ人は温かい茶を飲むがタイ人には温かい茶を飲
む習慣がない。温かい緑茶が飲みたくなった。
それでティーバッグを買ったようだ。

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熱い緑茶を飲むなんて簡単に思えるだろうが、それがタイの田舎では
簡単ではないのだ。物を茹でるとか、蒸すためにタイ人はお湯を沸か
すが、茶を飲むためにお湯を沸かす習慣がないから、湯をポットに入
れておく習慣
がない。電気ポットがあるが、何時いれたのかわからな
い古い水と虫が入っている。
プロパンガスがあるが、余り使っていない。電気代は高いからだろう、
電気コンロを使うのはみたことがない。よく使っている燃料は炭だ。
ガスや電気なら必要な時に必要な分だけ使うことができるが、炭だと
そういうわけにいかない。炭をコンロで起こしたなら、それで飯を炊き、
おかずを作り・・・・と一家の料理を作ってしまう。
料理を作り終える頃には炭は燃え尽きているか、僅かしか残っていな
い。しかしコンロは充分に熱い。ウチが料理を作り終えるのを見ると、
近所の人が「ちょっとコンロを貸してよ」と言って持参した魚をまだ熱い
コンロに乗せて焼く。
この光景を日本の村で言えば、佐藤さん家が料理を作り終えたら鈴木
さんがやって来て佐藤さん家のコンロで魚を焼くようなものだ

日本の村ではこんなことは絶対にやらないと思う。
佐藤さん家にしてみれば「どうせ使わない余熱だから、鈴木さんが使い
たけれ
ば使ってもいいじゃないの」なんて日本人は考えないが、
その点、タイ人は寛容だ。そんなことを見ているので僅かなお湯を家人
に作ってもらうのもしのびない。
今すぐ茶を飲みたいのに、茶を飲むには紙などを燃やし、焚き付けに
火をつけ、炭をおこすなど時間がかかる。
頼むのが面倒で飲まなかった茶の残りだと思う。

2011/11/18

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2011年11月23日 (水)

日本人好みの野菜炒め

今は野菜炒めという料理は定着しているので、野菜炒めを和食と思って
いる人がいるかもしれない。
伝統的な和食には油を使って炒めるという調理はない。
野菜炒めは中国から伝わった調理方法だ。
そんなことを知らないヌチャナートは日本人が野菜炒めを食べるのを見
て、野菜炒めは和食だと思っている。
野菜を油で炒める調理はタイにもある。
その料理をタイ人は文字通り野菜炒めと呼んでいる。
タイの野菜炒めはナンプラと牡蠣油で味付けするのが普通だ。
いつもいつもタイ料理ばかりなので、今日はサミイのために日本の野菜
炒めを作ると言い出した。
ヌチャナートにとっては日本で食った野菜炒めの味が和風の野菜炒めの
味なのだ。つまり中華料理に近い味付けになっている。

先日、辛味があると言っても日本人から見て辛い焼肉のタレを戴いた。
その焼肉のタレをつかって野菜炒めを味付けした。
決して不味い味ではない。お隣さんが食べたならピリ辛の野菜炒めな
のだろう。辛味を打ち消すために甘味が強いタレだ。
俺は甘味が気になってしょうがない。この味は俺の好みに合わなくな
っている。タイ風の野菜炒めなら食べるのだが、ヌチャナートが考える
和風の野菜炒めは駄目だな。
「あらっ?美味しくないの?」
箸が進まない俺を見てヌチャナートは不思議そうに言う。
せっかく和風に作ったのにどうしてかしらと首をかしげている。
「サミイはタイの味じゃないと駄目なのね」
うーん、確かに最近の俺は唐辛子の辛味がない料理は食いづらくなっ
ている。

2011/11/21

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2011年11月21日 (月)

なぜか鱈ちりを

冷蔵庫の中を見たら白菜がある。冷凍した鱈もあった。
突然、鱈ちりが食いたくなった。
鱈ちりにするには自分で鍋をやらなくてはいけない。
やめよう。ヌチャナートに鱈を使ったタイ料理を作ってもらおう。
そう思って鱈ちりを諦めたのだが、暫くするとまた鱈ちりが食いたくなる。
とうとう鱈ちりを食うことにした。
鍋には豆腐が必要だな。長葱はあったかな?
不足している材料を確認して買いに出た。
なんとか鱈ちりができた。酒を飲みながら鍋をつついた。
「これって日本の味だよね。美味いね。」と心で呟いた。

俺は毎日、一日3食タイ料理を食べている。
それを何年も続けている。和食なんかなくても平気で居られると思って
いた。それなのに、突然、鱈ちりが食いたくなった。
子供の頃に食った味を思い出したのか?
白菜と鱈を見たから鱈ちりが食いたくなったのかもしれない。
もしこれが鱈でなくて鯛だったなら、鍋をつつこうなんて思わなかったか
もしれない。すっかり忘れていた日本の味を思い出した。
俺の中にも日本の味の記憶が残っているのを知った。
またいつの日か味の記憶が甦り、「ああ、和食が食いたい」なんて思う
ことがあるかな?

2011/11/20

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2011年11月18日 (金)

カルチャーショック弁当

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「このお弁当は辛くないわよ」
タイ人が辛くないという料理で本当に辛味がない料理なんて殆どない。
これだって例外ではない。蓋をとればちゃんと唐辛子が入っているのが
見える。
「何が辛くないだ!?」
これだけ入っていれば充分に辛い!と日本人は思うのだが、ヌチャナ
ートは唐辛子が3本しか入っていないから辛くないというのだ。
うーん?辛いとか辛くないというのは感覚の差だ。
辛味に慣れているタイ人には唐辛子が3本しか入っていない料理は辛
くないのだと実感した。
カルチャーショックを受けた弁当だった。

2011/11/17

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2011年11月17日 (木)

高菜のタイ風漬物

新鮮な高菜の漬物はヌチャナートの好物だ。
生き生きとした緑の高菜を見て、ヌチャナートは喜んだ。
「わぁーいいわね!」
さっそく、漬け込みを開始した。
高菜を洗い、容器に入る大きさに切る。
全体に塩をかけて、塩もみをしている。
こうすることで塩が全体に均一に混じり、塩の浸透を早める。
そして米のとぎ汁を加える。
後はそのまま放置しておく。これで酸味がでてきたら出来上がりだ。

俺達は漬物は生で食べる。手を加えると言っても醤油をかけるくらいだ。
タイ人は漬物を生食する食品とは考えず、保存食と考える。
保存食つまり料理の素材と考えるから、必ず煮るとか炒めて食べる。

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「どうだい?もう食べられるかい?」
「まだ駄目よ。酸っぱくなってないわ。」
「ふーん・・・・」
「タイなら一日で酸っぱくなるのにね。日本では時間がかかるわ」
急ぐことはない。熟成するのをまとう。

2011/11/16

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2011年11月16日 (水)

食べ物と健康広告Y161

最近は何を食ったら何によいという類の広告が減ってきている気がする。
気のせいかな?昔は椎茸が何によい。アサリを食えば何が治るなんて
広告が一杯あった気がする。
食べ物とは関係ないのだが、今回「壮快」誌では大股開きでやせる、
「わかさ」誌で大また歩きが動悸・息切れなどによいという記事がある。
偶然なのだろうが、面白い。
今回はどんな食い物が何に効くのか広告の中から探ってみよう。

「ゆほびか」誌 2012年01月号 マキノ出版
イライラ・疲労感を消去するインド医学の秘策
「ゴマ油うがい」
髪が増量、砂漠肌も潤った!
視力低下も改善!

「壮快」誌 2012年01月号 マイヘルス社・マキノ出版

超快便で速やせる!
ドカンと出てスッキリスリムに!
大根スープ
腕一本分便が出て20Kgやせた
ポッコリ下腹がペッタンコ

テレビ女性誌で人気急上昇!
酢ダイズ
ウサギのふんがバナナ便に一変!
8Kg 9Kgやせた
血圧、血糖値も正常化!

マグネシウム水でやせるという広告がある。
恐らくマグネシウムを多く含むミネラル水を飲めということだろうと推定。
本当のことを知りたい人は本を買って確認しましょう。

食い物とは関係ないが大股開きでやせるという記事もある。

「わかさ」誌 2012年01月号 わかさ出版

松の実は長寿栄養の宝庫で脳梗塞高脂血もつぎつぎ軽快!

冬は毛細血管が詰まって減りやすく高血圧高血糖も高脂血も軒並み退
ける
1/4タマネギが最強の予防食

青汁と言っても何の青汁かわからないが、疲れ眼などによいと書いて
ある。特定の食い物が何かの健康によいという広告を集めているので、
何の青汁か分からないのでこの広告ははずす。
大また歩きで若返るそうだ。興味ある人は本を買ってください。

「健康365」誌 2012年01月号 ㈱エイチアンドアイ

今月号もこれを食ったら何によいという記事はない。
「ハナビラタケ」がガンに効く、「日本山ニンジンの葉」が血糖値を下げる、
シルク微粉末が髪の毛によいという記事だ。
強肝草エキスが肝機能を改善するとか、純炭粉末が腎臓を守るという
広告がでている。
これ等は食い物ではないので外そう。

2011/11/16

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高菜のパクドン

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トラックに野菜を積んで売りに来た。
「ああ、これはタイではロートタラートと言う奴だ。」
なんだか嬉しくなって主婦に混じって野菜を見た。
高菜があった。安そうなので買った。
今日、明日にこの高菜を食う積りはない。
安い物は買い込んで塩漬にしておくのがヌチャナートのやり方だ。
野菜の漬物をタイ語ではパクドンと呼んでいる。
パクドンにしておけば保存が利くし、食べたい時に食べることも出来る。
野菜がなければパクドンを取り出して使えばいい。
自家製パクドンはいいこと尽くめみたいだが、本当にそうだろうか?

値段を考えれば工業的に作られ真空パックされた高菜の漬物の方が
安い。既製品を買う方が絶対にお得だ。
でもなぁー、自分で作って自分で食べる。
それが楽しくて嬉しいから自分で作るのだ。
スーパーで真空パックされたパクドンを買って来てもこの喜びは得られ
ない。食い物って喜びがあるから美味しいのだ。
お金じゃ買えない喜びをこの新鮮な高菜は与えてくれる。

2011/11/14

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2011年11月15日 (火)

タイ人のスパゲッティ

「今日はスパゲッティを作るわね」
「・・・・・」タイ人にそんなもの作れるわけねぇーだろ!俺は無視した。
今まで洋食屋へヌチャナートを連れて行っても、ヌチャナートはいやいや
飯を食っている。
ヌチャナートはスパゲッティなんてまだ一度も家で作ったことがない。
「美味しいわよ、食べるでしょ?」
俺はタイ人が作り、タイ人が喜んで食べているスパゲッティを思い出した。
その味はパットミーコラートのナンプラを甘いケチャップに取り替えたよ
うな味だった。そんな味のスパゲッティが出てくると想像した。
食わないと言えば喧嘩になる。しぶしぶ「うん」と承諾した。

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スパゲッティを作ると言っていたのにベトナム製フォーを茹で出した。
米製麺だからヌチャナートはこれをセンミーとタイ語で呼んでいる。
俺はスパゲッティをやめてセンミーでなにか料理を作るのだと思ってい
た。狐色になったニンニクの薄切りを茹で上げたセンミーとまぜている。

その一方でトマトの水分が多いとか文句を言いながらスパゲッティソー
スを作っている。
「できたわよ」
センミーの上に赤いスパゲッティソースがかかっている。
白く透明なセンミーを黄色いスパゲッティに代えれば見た目は完全に
イタリア人が作るスパゲッティと同じだ。
「よく掻き混ぜて食べてね」
味見をすると、俺が作るスパゲティソースとは違うがこれはこれでまとま
りのある味になっている。パットミーコラートみたいなスパゲティではな
い。この味なら俺も食える。
イタリア人が使うスパイス、ハーブを入れればイタリアの香りができる。
「美味いよ。これってタイ人が食べるかな?」
「そーねぇー、食べると思うわ」
バンコックでイタリア人が経営する店で本格的イタリア料理を食ったが、
そこの客層は外国人か富裕層のタイ人だった。
外国人や金持ちのタイ人の好み、本物のイタリア料理なんて知らない
貧しい田舎のタイ人では味の好みが違う。
田舎のタイ人はパットミーコラートのようなおかしな味をイタリアの味と
思っている。こんな味、香りは異質なものと感じるだろう。
新鮮な味として受け入れるだろうか?

2011/11/12

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2011年11月14日 (月)

野菜入り卵焼き

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この料理をトートカイサイパクと言っていたから野菜入り卵焼きとでも呼
べばいいだろう。みかけはあまり良くないが味はよかった。
俺が何を出されても文句を言わずに食うことをよいことにして、手抜き
の料理を作っている。確かに手抜き料理だが、ちょこちょこと作って食
えるものに仕立あげるからたいしたもんだ。
その点は誉めてあげなくてはいけない。
欧米人がこれを見たらオムレツと感じるのかな?
この料理はタイ料理になるかな?
日本でもこんな料理はあるから和食かな?
味付にナンプラを使っているから、これもタイ料理になるな。

2011/11/10

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2011年11月13日 (日)

グリーンカレーとカリフォルニア巻

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グリーンカレーを食べていた。
いつも食べている料理と比べて辛いとは思えない。
これをお隣さんに持っていったなら辛くて食えないと言うだろう。
俺の辛さにたいする感覚が変わっているのだ。
よい香りがすると俺は思っているが、お隣さんは悪臭と思う。
食いながら感覚の差を笑った。

よく見るとグリーンカレーにズッキーニが入いっている。
ズッキーニなんてタイにあるかな?
あったとしても近年になって導入された野菜だろう。
「この野菜はタイにあるかい?」
「ないわよ」
食い物は新しい場所に行くとそこで変化を遂げる。
このタイカレーも日本で変化しているのだ。
ズッキーニ入りのグリーンカレーを食いながら、日本の寿司について
考えていた。日本の寿司が米国で変化してカリフォルニア巻なんても
のが生まれた。それが日本に逆輸入されて日本で定着した頃、日本
の寿司がタイに入った。

カリフォルニア巻は日本の伝統的寿司じゃないとタイ人に言っても
もう遅い。寿司の歴史を知らないタイ人はカリフォルニア巻は日本の
伝統的寿司だと思っている。
日本にある大手のタイ料理店がズッキーニ入りのグリーンカレーを出
したなら、日本人はグリーンカレーにはズッキーニが入るものと思いこ
む。

こうして料理は新しい場所で変化するのだ。

2011/11/12

                                     

                                                       

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2011年11月12日 (土)

昨日の野菜炒め

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これは昨日の野菜炒めを温め直したものだ。
もやしが茶色になって見かけが悪い。
タイ人が作る料理だが、この料理は辛くない。
これなら日本人が安心して食える。
安心して食うと言うのもおかしな表現だが、他に適当な言葉が見つから
ない。日本人がタイ料理を食う場合、
「辛いのではないか?辛くて食えないのではないか?」と不安が付きま
とう。ちょっとこの料理を食べれば辛くないのでその不安が払拭される。
不安なく食べることができるので、安心な料理というわけだ。
こんなことを書くとタイ料理は危険な料理と誤解されるかな?
泣きながら辛い料理を食べていた可哀相な日本人がいたな。
何処の国へ行っても同じだが、長期滞在の場合、現地の料理を食べら
れない人はたいてい病院に行く。
理由はタイ人にもわからないだろうが、タイではあのように辛い料理を
食っていないと病気になることをタイ人は経験的に知っている。
それで辛い料理を食べるのだと思う。

2011/11/10

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2011年11月11日 (金)

竹の子カレータイ風、ゲンノーマイ

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これはヌチャナートの大好きな料理だ。
醗酵させて酸っぱくなった竹の子を使う。竹の子は関節に悪いらしいが、
「大好きな竹の子をどうしても食べたくなるのよ。」
いつもそんなことを言いながら竹の子を食べている。
スープはもちろん軍鶏を使っている。
濃厚なスープと酸味のある竹の子、唐辛子の辛味が調和している。
まとまった味になっているが、これを日本人が作ろうとすると難しいと思う。
どうしても日本人は辛味を押さえてしまうので味の調和が崩れちゃう。
俺はこの料理の味だけでなく、白い竹の子の彩りも好きなんだ。
「うん、美味い」と一言。
その後はもくもくと食べている。本当に美味いと感じる時、人は無口になる。

料理の写真を見て、「こんなのカレーじゃないよ!」と思うかもしれない。
インドカレーとは確かに違うスタイルだ。
でもタイではこのスタイルもカレーの仲間なんだ。
名前とか分類の問題はよそにおいて置こう。
美味しければ良いじゃない。きっとこの料理が好きになると思うよ。

2011/11/8

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2011年11月10日 (木)

マ・マーを石油ストーブで

その昔、温風ヒーターなんてなかった時代はストーブは薪ストーブか
石油ストーブだった。石油ストーブの上に鍋をおいてインスタントラー
メンを食ったり、酒に燗をつけたもんだ。
石油が燃える赤い炎を見ながらラーメンを食う、熱燗の酒を飲むの
も美味い。今年の冬は福島原発の影響で節電しなくてはいけない。
温風ヒーターは電力を食うので、灯油があれば使える昔の石油ス
トーブに買い換える家庭が増えている。

ウチも石油ストーブになった。
最近、タイ製のインスタントラーメンが近所のスーパーで買える。
腹が減った。買い置きのタイラーメンを石油ストーブに乗せて食
うことにした。インスタントのタイラーメンをタイ人はマ・マーと呼ん
でいる。常夏の国に住むタイ人は石油ストーブなんて知らない。
石油ストーブで作るタイラーメンなんてタイ人には想像できない。
なんだか優越感に浸りながらマ・マーを食っている自分を見て、
「この愚か者!」と感じている。

2011/11/3

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2011年11月 9日 (水)

拷問食

拷問食なんて言葉は辞書にない。俺の造語だ。
拷問食と言うと、捕虜や罪人にまだ食え、それ食えと食事を口から押し
込める食事と思っちゃう。
フォアグラを作るために鵞鳥に無理矢理、飯を食わせて肝臓を肥大さ
せる。あれはまさしく拷問食かもしれない。

その昔、旅行でタイに来た時は現地の料理ということで辛さを楽しんで
いたかもしれない。生活でタイに来ると、好き嫌いは別にしてタイ料理
を食わなくてはいけない。どの料理が辛くて、どの料理が辛くないか、
そんなことは知らない、わからない。
なんでも食ってみて、辛さに悲鳴をあげた。
そのうちに好きな料理とそうでない料理、辛い料理と辛くない料理が
分かってきた。

「こりゃ、美味い!」気に入ったが辛い。辛さをこらえて食った。
腹が空いているからもっと食いたいのだが、もう辛くて食えなくなった。
「まだ空腹だ。でも口の中が火事でこれ以上食えない!」
恨めしそうに皿に残った料理を見る。

タイ人の家庭で料理を出される。出された料理を平らげるのが礼儀だ。
「日本人だから、辛い料理は駄目」と多くのタイ人は知っているので、
俺が料理を残しても誤解はしないと思う
。中には失礼、無礼と感じる
タイ人がいるかもしれないので、ひぃひぃ言いながら辛い料理を食う。
まさに拷問だ。つらいのだが、笑顔を作りながら食う。
たどたどしいタイ語で冗談を言う。
どんな悩みがあってもステージでは笑顔を振りまくタレントと同じ姿だ。
辛さを和らげようとビールを飲むが、口の中が冷えるだけで辛い炎
は消えない。やっとの思いで一皿を平らげる。
「これで拷問から解放される」はぁーっと一息つく。

バンコックには粒胡椒が鈴なりになったまま入れる料理がある。
残してはいけないと思うから、辛そうに粒胡椒を食べていると
「それは食べなくてもいいのだ」と教えられた。
その時は本当に助かったと思った。
昔の体験を思い出すと「あれは拷問食だったな」なんて思ってしまう。
俺だけでなく、こんな拷問食の経験をした日本人は多いだろう。

2011/11/8

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2011年11月 8日 (火)

台湾バナナ

俺が子供の頃、台湾バナナと言う言葉には特別な響きがあった。
今の子供や若い人には信じてもらえないが、なにしろバナナなんて高価
でなかなか食えない時代だった。
当時のバナナは何処から輸入されていたのか知らない。
普通の大きさのバナナを食って美味いと思っていた。
「お前、台湾バナナ知ってっか?」
「知らねぇー」
「小さくて、甘ぇーんだ」
普通のバナナだって高い時代だ。まして小さくて甘い台湾バナナなんて
もっと高いのだろう。
子供心でそんな高価な台湾バナナなんて諦めていた。
初めて台湾バナナという物を食った時、甘くて香りがいいと感激した。
台湾バナナと同じ物かどうかわからないが、同じように小型のバナナ
をモンキーバナナと言う事もあったな。

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スーパーに行くと俺が台湾バナナと言っていた小さなバナナがあった。
それを見るとヌチャナートは籠に入れた。
一房がたったの60円だ。昔のことを思い出すと隔世の感がする。
実際、時は流れている。
このような小さなバナナは台湾だけでなく、タイにもある。
小さなバナナをタイでは焼いたり、油で揚げて路上で売っている。
かっては高級で高価なバナナは果物の中で一番安いものになってし
まった。俺にはこのバナナは特別な存在なのだが、ヌチャナートには
ごくごく当たり前の存在だ。
「バナナなんてタイでは安いからなぁー」
なんだか溜息がでた。

2011/11/4

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2011年11月 7日 (月)

軍鶏を買う

タイの食材店でヌチャナートは軍鶏を買ってきた。
それを見たタイの友人は
「これってタイの軍鶏じゃないと思うわ」と言い出した。
「・・・・・?」
「中国から輸入したものだと思うわ」
「ふーん・・・・?」それはありうる。
「卵を産まなくなったお婆さん鶏よ」
廃鶏を比内鶏として売っていた業者がある。
中国の廃鶏をタイの軍鶏として売っている可能性もあるな。
「お婆さん鶏?」
「そうよ、卵を産まなくなったら必要ないのよ」
「お爺さん鶏はどうすんの?」
「・・・・・?」
雄はもともと卵を産まないから、若鶏、ひな鳥で食べられちゃうのかな?
廃鶏と言われる鶏の中にはお爺さん鶏は居ないのかもしれない。
タイの食材店で買ってきたものだからヌチャナートはタイの軍鶏だと思っている。
出刃包丁で骨を叩ききり、精肉にする。
骨はスープにする。一羽の鶏を無駄なく食べてしまう。
廃鶏だか軍鶏だかわからないが、固い肉と、噛みでがある皮の感触が良いと言っている。
ヌチャナートにはタイの軍鶏だと思わせておこう。

2011/11/4

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2011年11月 6日 (日)

年寄りと唐辛子

昔々の話だ。その頃はタイ料理なんて殆ど口にしていなかった。
ごく僅かな体験、文献から東南アジアの料理は唐辛子が入っていて辛
いというのは知っていた。
料理研究家だか、医者だか農学の権威か忘れたが、
「唐辛子の辛味は慣れがくるとだんだん耐性ができて摂取量が増える」
と言っていた。
その時は「はあ、そうですか」とご高見を賜っていた。

東南アジアの料理を食っていて、
「どうして彼等はこんな辛い物を好むのだろうか?」
と不思議に思った。
小さな子供がどのようにしてこんな辛い物を食べるようになるのか?
きっと彼等は子供が辛い物を食べることができるように訓練してい
るに違いない。どうやって?うーむ?
例えば母親がオッパイに唐辛子を塗ってから授乳するとか?
最初は唐辛子の辛味にヒィーっと言っていた赤ん坊もやがてそれに
慣れてくる。そんな馬鹿なことはやらない。
子供は大人の真似をするので、最初は辛くない料理を食べていても
段々辛い料理に慣れてくる。特別な訓練をしなくても極々自然に大
人と同じ物を食べるようになるらしい。

俺もタイの幼児と同じような過程を経てタイの大人と同じような料理を
食べるようになった。唐辛子を食べ続けているうちに、辛味に対する
耐性ができるのは間違いない。
口の中が火事になる感覚がなくなる。口の中が痛いという感覚も分
からなくなる。最初は唐辛子が一本でも辛かったが二本入っても辛
さを感じなくなる。
タイ人は5本とか10本入ると「これは辛い料理だ」となる。
こうして辛い料理を食べ続けて年をとったタイ人はますます辛味を
欲するようになるのか?日本人が年をとると油っこい肉よりさっぱり
した魚を好むようになるのと同じく、タイの年寄りは辛い料理を好ま
なくなるそうだ。
日本の学者、医者、料理研究家はタイ人は子供から大人になるに
連れて唐辛子の摂取量が増えることは知っているが、年をとると唐
辛子の摂取量が減ることに気づいていない。
タイ人と生活し、タイの生活の中にどっぷりと入らないとこんなことは
分からない。

2011/11/4

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2011年11月 4日 (金)

残飯でキャベツ炒め

昨日は挽肉でパッカパオまがいの物を食った。
料理を食いながら俺は言う。
「この料理は日本人には辛い、激辛料理だろうな」
ヌチャナートは驚いたような顔をした。
「えっ?唐辛子を二本しか使っていないのよ!」
信じられないと言う顔をしている。
一人前の料理に唐辛子二本というのはタイ人には標準以下の量なんだろう。
ほんの僅かな辛味で劇辛という日本人の感覚が分からないらしい。
この料理のこの量に唐辛子が丸ごと一本入ると日本人には耐え難い辛さなんだ。
そんな料理を昨日、食ったと思ってくれ。

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今日は昨日の残り物とキャベツを炒めた。
見た目は日本のラーメン屋で出される野菜炒めだ。
しかし昨日の残飯が入っているから、唐辛子も入っている。
その辛さが刺激になって食が進む。
俺は辛いと感じないのだが、体が辛さを感じており、額から汗が出てきた。
この残飯で作ったキャベツ炒めは完全にタイ料理で日本人には辛くて手
が出ない料理なんだと思うな。

2011/11/2

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2011年11月 3日 (木)

茄子の味噌炒め

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茄子を味噌で炒めたものが出てきた。
日本の家庭でも同じ物を作るが、タイ人はスイートバジルを加える。
調味料がないので日本の味噌を使って炒めた物だ。
柔らかな味噌の感触がいい。
味噌を使っているから味は和風なのだが、スイートバジルの香りに異国
情緒がある。外国の料理を食っていると感じる。

2010/10/29

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2011年11月 2日 (水)

食べ物と健康Y021

食べ物と健康に関する広告が目に入った。
何を食うと何によいと言う話は昔からある。
食糧不足の時代は、何を食うと健康になるとか胃腸によいという広告
が多かった。最近は何を食ってダイエット、何を食って痩せるなんて
広告が多い。福島の原発事故のあとから、食べ物と放射線に関する
記事が目立つ。広告は時代を反映している。

「夢21」誌 2011年12月号 わかさ出版

先月号にもキクイモが糖尿病に効くと広告していた。
今月号も似たような内容でキクイモでヘモグロ値が正常化という広告
がある。キクイモはあちこちに生えているが、八百屋で買える品じゃな
いから食品と見なすのはやめよう。

糖尿病、高血糖も併発した高血圧脂質異状も 血液浄化の粉大豆で
一挙に退いた!
粉大豆というのは黄な粉のことかな?生大豆を粉にしたものかな?
気になる人は本を買って確認してください。

「はつらつ元気」誌 2011年12月号 芸文社

玉ネギがあれば糖尿病は改善できる
血糖値ヘモグロビンALCてきめん下降!
しびれ・だるさ尿糖・尿臭こむら返り軽減
医師・栄養士も信頼
辛味成分をまるごと取れるレシピ公開

歯周病の出血・口臭
歯のグラつき、歯ぐきの痩せ細りが改善!
歯ぐきの黒ずみ一掃!歯周ポケットふさがった!
「ショウガ汁歯みがき」驚(丸囲文字)報告

今月号にもアカシアポリフェノールが糖尿病によい、「杏仁オイル」が
アトピーによい、「ペポカボチャ種子エキス」
が頻尿・尿漏れに良いと
いう記事があるけどこれらは食い物ではないから外す。

皮膚科女医が20年愛好!
「日焼け肌も色白ツルツル!」
シミくすみ減少保湿力アップ
ヨーグルト美顔術

今月号の付録なのかな?保存ブックにこんな記事がある。
糖尿病快方!テンペ菌醗酵の薬草茶

人口増加、異常気象等々で食糧不足になる危険性がある。
日本ではテンペは馴染みが薄いが、インドネシアの重要な醗酵大豆
食品だ。食糧を醗酵させれば保存が効くので食糧不足を解消できる
し、健康によいと言うのは嬉しい話だ。

「日経Healthヘルス」誌 2011年12月号 日経BP社

すっぴん美肌になる韓国の「美」習慣7
ソウル徹底取材で発見!美肌作りの秘伝を公開
そんな記事の中に
「チャングムの誓い」監修の料理家直伝
10分でOK 「オモニの野菜レシピ」というのがあった。
詳しいことを知りたければ、本を買ってください。

「安心」誌 2011年12月号 マキノ出版

ひざの冷えが取れて炎症が治まる「ショウガ紅茶」

やせる 血管も肌も若返る!「レモン水」
ビタミンCが5倍取れるとテレビで評判の冷凍レモンの活用法も公開!

「健康」誌 2011年12月号 主婦の友社
腎結石を改善、精力アップ
腸内酵素は激増!水虫も減った!
ごぼう一本で10数Kgやせて、便の量は倍!

2011/11/2

 

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2011年11月 1日 (火)

秋刀魚の塩漬

今は高層住宅に住む人が増えたため、秋刀魚を炭火で焼きたくても焼
けない。
秋刀魚から落ちる油がじゅうじゅうと音を立てながら煙をあげる。
煙のにおいを嗅ぎながら「ああ、秋刀魚のにおいだ。美味そうだな!」
感じた。
そんな風情がなくなり淋しい思いをしているのは俺だけだろうか。

塩漬にしておいた秋刀魚を取り出して焼いた。
こいつのにおいは酷いのだ。炭火焼の秋刀魚の風情なんてない。
俺達には悪臭のきわみなんだが、タイ人に言わせると美味しそうな
においになる。
「またあの腐った魚を焼いているな!」と俺は思う。
しかし、醗酵しているから旨味は強い。焼いている時のにおいもひど
いが、食ってもくさい。食いなれると癖になる味がある。
くさいが美味い、クサヤと同じだ。
この魚にはレモン汁がかけてあり、ニンニク、唐辛子と一緒に食べる。

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今度タイへ行ったなら、これを食べてみたい?
うーん、それは簡単だけど、タイ人の知り合いがなかったなら困難だな。
こういう料理は観光客が行くタイ料理店、王宮料理店では食べられない。
庶民の家に入り込み、家族と車座になって飯を囲まないと食えない。

2011/10/29

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