高菜のタイ風漬物
新鮮な高菜の漬物はヌチャナートの好物だ。
生き生きとした緑の高菜を見て、ヌチャナートは喜んだ。
「わぁーいいわね!」
さっそく、漬け込みを開始した。
高菜を洗い、容器に入る大きさに切る。
全体に塩をかけて、塩もみをしている。
こうすることで塩が全体に均一に混じり、塩の浸透を早める。
そして米のとぎ汁を加える。
後はそのまま放置しておく。これで酸味がでてきたら出来上がりだ。
俺達は漬物は生で食べる。手を加えると言っても醤油をかけるくらいだ。
タイ人は漬物を生食する食品とは考えず、保存食と考える。
保存食つまり料理の素材と考えるから、必ず煮るとか炒めて食べる。
「どうだい?もう食べられるかい?」
「まだ駄目よ。酸っぱくなってないわ。」
「ふーん・・・・」
「タイなら一日で酸っぱくなるのにね。日本では時間がかかるわ」
急ぐことはない。熟成するのをまとう。
2011/11/16
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