なぜか鱈ちりを
冷蔵庫の中を見たら白菜がある。冷凍した鱈もあった。
突然、鱈ちりが食いたくなった。
鱈ちりにするには自分で鍋をやらなくてはいけない。
やめよう。ヌチャナートに鱈を使ったタイ料理を作ってもらおう。
そう思って鱈ちりを諦めたのだが、暫くするとまた鱈ちりが食いたくなる。
とうとう鱈ちりを食うことにした。
鍋には豆腐が必要だな。長葱はあったかな?
不足している材料を確認して買いに出た。
なんとか鱈ちりができた。酒を飲みながら鍋をつついた。
「これって日本の味だよね。美味いね。」と心で呟いた。
俺は毎日、一日3食タイ料理を食べている。
それを何年も続けている。和食なんかなくても平気で居られると思って
いた。それなのに、突然、鱈ちりが食いたくなった。
子供の頃に食った味を思い出したのか?
白菜と鱈を見たから鱈ちりが食いたくなったのかもしれない。
もしこれが鱈でなくて鯛だったなら、鍋をつつこうなんて思わなかったか
もしれない。すっかり忘れていた日本の味を思い出した。
俺の中にも日本の味の記憶が残っているのを知った。
またいつの日か味の記憶が甦り、「ああ、和食が食いたい」なんて思う
ことがあるかな?
2011/11/20
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コメント
いつも楽しく拝見してます今日は珍しく和食でしたねこんな日も有るんだなとちょっと驚きでした
投稿: 小笠原容子 | 2011年11月22日 (火) 23時01分