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2011年12月28日 (水)

食べ物と健康広告z281

今日も食い物と健康の関係をうたった広告が目に入った。
最近はショウガがいいと言う広告が多い気がする。
いくら健康によいと言っても高価なものだと困るが、ショウガの
ような安価なものだと歓迎する。
蜂の子がよいと言うが、これも地域によっては簡単に手に入
るが、入手しにくい地域が多いのではないかな。
そのようなものはネットで購入できるのかもしれない。

「健康」誌 2012年02月号 主婦の友インフォス情報社
20数キロやせた人もいる
しょうが脂肪燃焼スープダイエット

りんご一個
心臓病・脳梗塞のリスクを下げ、コレステロールを低下、歯周病
まで改善する常備薬

驚異のキクイモパワー
表題だけでキクイモの驚異の効果については記述がなかった。

「安心」誌 2012年02月号 マキノ出版
再発見
イボ ポリープ 痔
体の異物を取る「ハトムギ」
20Kgやせた、肌ツヤツヤ!便秘、むくみ解決

やせた!性生活まで豊になる「ショウガ紅茶」
昼ドラの主演女優も愛飲!
肩こりも解消!

耳鳴りの不快な音が見事に解消!
「ハチの子の粉末」
めまい軽減!
悩みのメニエール病も改善

「はつらつ元気」誌 2012年02月号 芸文社

高血圧 不整脈が1週間で改善!!
胸の圧迫、動悸の連続が軽減!
血圧も安定した
ショウガ紅茶

ペポカボチャ種子エキスがひん尿他によいというがこれは食い
物ではなくて薬みたいなものだから外そう。
アカシアポリフェノールが糖尿病に効くというのも食い物では
ないので外そう。
杏仁オイルが付録についているが、これも食い物というより
薬に近いと思うので外す。

「夢21」誌 2012年02月号 わかさ出版

女性に急増する心臓病は高コレステロールよりも女性ホルモ
ン不足が原因で
妙薬は豆乳

2011/12/28

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2011年12月25日 (日)

食べないラープ

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朝から俎板の上の牛肉を叩いている。近所迷惑な音だ。
ウチの料理は臼で素材を叩いてから調理することが多い。
牛肉をナイフで叩く音も素材を臼で叩く音もご近所さんには同じ
ような音だろう。

こちらはあの騒音を気にしているのに、優しいご近所さんは
「あれは生活に必要な音でしょ」とこの迷惑な音を許してくれる。
実際、許してもらわないと食事が出来なくなる。
生の牛肉を叩いて細かくして、唐辛子、ニンニクなどをあわせる
とラープになる。俺はラープが大好きだった。
それなのに突然、ラープを食べなくなった。
生肉だから危険という恐れからではない。
理由は分からない。あんなに感激して食べていたラープを今は
食べない。

ラープを餅米と一緒に食べると実に美味い。
餅米の甘さとラープの辛さが絶妙なバランスを作ってくれる。
その美味さを知っている、覚えているのにラープを食べない。

ヌチャナートは俺がラープを食べなくなっているのを知っている
ので一人で食べている。

2011/12/23

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2011年12月23日 (金)

海老を焼く

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海老を焼いてくれた。美味しそうに焼けている。
体調が悪いと食欲が沸かない。
もともと俺はあの海老や蟹のにおいが気に入らない。
海老の殻を剥いてタイの辛いソースにつけて食べるのだが、
ソースのにおいも気になってしまう。
体調がいい時は何を食っても美味いもんだが、体調が悪いと
どんな美食を出されても美味いとは感じない。
俺が手を出さないのでヌチャナートは愛猫サダムと二人で食
べている。サダムは海老が大好きだ。
海老をもらうとサダムは首を傾けながら食べている。

2011/12/22

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2011年12月22日 (木)

トムヤム鍋

ローソン100に入ったら、こんな商品が目に入った。
トムヤムクンあるいはトムヤムガイをこれで簡単に作れる。
税込みで105円の商品だ。なんだかずいぶん安くなった気が
する。今までにも類似商品があったが、輸入量が少なくて価格
を高く設定しないと採算が合わなかったのかな?
今回は大量に販売できるので、価格を低くできるのか?

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トムヤム鍋の作り方を見た。この袋を開けて、鶏肉あるいは
海老を加える。白菜、ネギ、椎茸などを加える。
好みでパクチーを加える。ここまでは違和感はない。
豆腐を加えると書いてあった。日本の鍋物には豆腐が付き物
だ。トムヤムクンに豆腐が入っていたかな?
ヌチャナートに確認する。
「豆腐なんて入れないわよ」
そうだよね、豆腐入りのトムヤムクンなんてタイで食ったこと
がない。
食べ物は新しい場所で微妙に変化する。
タイの鍋物のトムヤムクンが日本に来ると和風のトムヤムクン
に変化する。日本人には鍋物には豆腐という固定概念がある
ので、トムヤムクンにも豆腐を入れたくなる。また豆腐が入ら
ないと鍋物という気にならならい。
それでトムヤムクンにも豆腐が入るのだ。

「こんな物があったよ!」
俺はトムヤム鍋の素を見せた。
ヌチャナートは馬鹿にしたような一瞥を投げ、それ以上に興味
を示さない。
「そんなものは美味しくないわよ。」
「あたしが作る物の方がおいしいわよ」と言いたいようだ。
ヌチャナートはこのようなインスタント物は嫌いなのだ。

2011/12/22

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2011年12月21日 (水)

とうとう爆発した

ヌチャナートが目玉焼きを作ってくれるのだが、それはタイ風の
目玉焼だ。目玉焼きなんてみんな同じだと思うだろうが、タイの
目玉焼は日本の目玉焼とちょっと違う。
フライパンに多めの油を入れて卵を落とすのがタイの目玉焼だ。
言ってみれば卵の唐揚のような作り方だ。
白身の周囲が揚げられて茶色になりカリカリとなる。
そのカリカリの部分が美味いのだが、日本の目玉焼を期待して
いると違和感を感じる。
小さな違和感が溜まりたまって不満となり、とうとう爆発した。
和風の目玉焼を食いたい!
とうとう自分で目玉焼を作った。

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黄色い目玉があって周囲が全て白い。
これでいいのだ。こういう目玉焼を食いたかったのだ。
この気持ちってわかるかなー?わからないだろうな。

2011/12/21

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2011年12月20日 (火)

ジャングル野菜

野菜だか草だかわからない乾物をヌチャナートは水に漬けて戻
している。これを二、三回お湯で煮てアク抜きしてから調理する
と美味しく食べられるらしい。
タイにはこのような物が多い。
その辺の原っぱで草摘みをして乾燥させておいて、必要な時に
食べる。田舎住まいに憧れている人にはぴったりな生活がタイ
ではできる。

ビルマ・インパール戦線で負けて、タイへ逃げ込んだ日本兵の
話が多い。そんな戦記物を読んでいたら「ジャングル野菜」とい
う言葉が出てきた。これはジャングルの中で見つけた食べられ
る草、毒にならない草のことだ。
そのような野草はビルマ人かタイ人に教わった、あるいは空腹
に耐えかねて食べた草だろう。
英・インド軍に追われて命からがら逃げ込んだジャングルの中
だ。乾燥させて後で食べるなんて余裕はなかったと思う。

今、ヌチャナートが食べようとしている野菜だか草は日本兵が
言った「ジャングル野菜」かもしれない。

2011/12/17

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2011年12月19日 (月)

ベーコンと卵焼き

ヌチャナートは俺が体調を崩しているので、俺がタイ料理を食べ
ないと思っているらしい。誰でも病気になったり、体が不調になる
と子供の頃に食べた味、お袋の味、故郷の味なんてものを求め
る。俺が和食を求めているとヌチャナートは考えてこんな卵焼き
を作ってくれた。
どうみても和食に見えないが、ヌチャナートには和食に見えるの
だろう。せっかくのベーコンだ。
ベーコンはカリカリに焼き、卵は目玉焼きにというように英米風
の料理にすれば良いのにと俺は思ってしまう。
アメリカ・ヨーロッパの料理なんてヌチャナートは知らないから、
そんな料理を期待する方が間違っている。
ヌチャナートには和風料理だろうが、俺から見るとちゃんと唐辛
子が入ったタイ風卵焼きになっている。
心をこめて作ってくれた料理だ。ありがたく戴くことにした。

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ちょっと話が飛ぶが、米について考えてみた。
日本人の主食は米だ。日本人は米には特別な思い入れがある。
米を神聖視して米には特別な力があると信じている。
タイ人も主食は米だ。タイでは一年に二度も三度も米を収穫でき
る。日本のように年に一度の収穫なら米を大切にするが、タイの
ように年に二度も三度も収穫できると米を雑に扱い、米を神聖視
ないのではないかと感じてしまう。タイの庶民を観察していると、
米は大切な食べ物だからやはりタイ人も米を粗末に扱うことはな
い。米粒を入れた竹筒を振って、米の音を聞かせると病気が治る
なんて日本人は信じていた。
神秘な治癒力が米にはあると日本人は信じている。

俺がベーコン入り卵焼きだけを食い、一緒に出された飯を食わ
ないのを見てヌチャナートが言った。
「ご飯も食べなくちゃ駄目よ!」
「・・・・」食欲が沸かない。
「ご飯を食べると元気になるのよ!」
日本語は生の米は米と言い、炊いた米は飯と言う。
タイ語の場合、生米も飯も同じ言葉でどちらもカオと言う。
ヌチャナートの口振りから判断すると、どうもタイ人も米には病
気を治す力があると考えているらしいことがわかった。

2011/12/16

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2011年12月18日 (日)

ココナッツサブレ

菓子屋に懐かしい菓子があった。ココナッツサブレだ。
Since 1965と書いてある。
たしかあの頃は一世を風靡した菓子だった。
欧米風の表示や包装を好む時代に障子紙のような和風の包装
が新鮮だった。
懐かしさでこの菓子を買ってきた。
そして少し食べては残りをテーブルに乗せたまま忘れていた。

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ヌチャナートがココナッツサブレを一つ摘んで味見した。
ココナッツを使った菓子類はタイには沢山ある。
この味はタイの菓子の味に近いともいえる。
「あら、このお菓子美味しいわね」
「タイのお菓子に似ているかい?」
「そうね、似ているわ」
普段は甘い菓子を食べないヌチャナートが嬉しそうにココナッツ
サブレを食べていた。

2011/12/16

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2011年12月16日 (金)

食べ物と健康広告Z161

何を食ったら健康になる、肝臓によいという類の広告を探してい
る。広告を見ていると、ある時期は盛んに宣伝するが、ある時か
ら宣伝が止まる。
そしてまた宣伝が再開するというのがある。
同じ記事ばかりでは雑誌が売れないから当然と言えば当然だ。
どんな食い物が何に効くのか広告の中から探ってみよう。

「ゆほびか」誌 2012年02月号 マキノ出版

この号では食い物と健康に関連する記事の広告ははなかった。
面白いと思ったのは「神様が喜ぶ神社参拝法」という記事があ
ることだ。神様もおだてると願いをかなえてくれるようだな。

「壮快」誌 2012年02月号 マイヘルス社・マキノ出版

阿藤快さんも大絶賛!
黒みつ豆腐で10Kgやせた
大根足がほっそり
むだ毛も薄くなった!

美女医も実践
63Kg 13Kg 12Kgスルスルやせた!
糖尿病、無呼吸症が改善!
メタボから脱出!
昼そばダイエット

「わかさ」誌 2012年02月号 わかさ出版

野菜スープで血圧を正常化させ、メタボ、便秘も改善するとある
けど、具体的な野菜の名前がない。
詳しい内容は本を買って読んでください。

冬の寒さで縮む血管を広げ高血圧をスッと下げるレモン ニン
ニク ソバなど身近な降圧食5

高血圧に高血糖・高脂血が併発すると突然死の危険が大幅に
高まり見事に防ぐ特効食は1/4タマネギ

「健康365」誌 2012年02月号 ㈱エイチアンドアイ

今月号もこれを食ったら何によいという記事はないな。
ビルベリーエキスが緑内障などによいと言うが、これは八百屋
で買える食い物ではないから外す。

ニチニチ草が耳鳴り難聴によいという。ニチニチ草はあちこち
にあるけど通常の食い物ではないから外す。
暫くニチニチ草の広告はでていなかったな。

「ハナビラタケ」がガンに効くという広告があるが、これも八百
屋で買えるようなものではないので外そう。

2011/12/16

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2011年12月14日 (水)

炒飯とスープ

今日の昼は何を食おうか?
炒飯の看板が目に入ったので炒飯を食うことにした。
日本の炒飯はタイで言うカオパットだ。
出された炒飯はカオパットとは違う味付けだ。
いつもカオパットを食っているので、久し振りに食う炒飯の味
に違和感を感じた。
カオパットにはレモンの汁をかけるが、この店にはそんな物
はない。
「レモンをください」なんて言っても相手にされないはずだから
黙って酢をかけた。
そして一味唐辛子をかけて食った。
炒飯の食い方もタイ風になってしまった。

カオパットをタイの屋台で注文すると焼き飯だけがでてくる。
炒飯を日本で注文すると焼き飯の他にスープがついてくる。
スープをスプーンで掬って食っていたが面倒になり、器を手に
取り、器に口をつけてスープをすすってしまった。
日本ではそれは普通なことなので問題がないが、タイじゃそん
な食べ方は下品な食べ方となる。
「あっ、いけねぇー!日本の癖がでてしまった!」
と思い周囲の目を気にした。
食べ方のマナーまでタイ式になっているので自分でも笑って
しまった。

2011/12/13

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2011年12月12日 (月)

おでんの季節

寒さが本格的になってきた。あちこちから雪便りが聞こえる。
おでんは寒い季節の典型的な料理と言ってもいい。
ウチでもおでんが続いている。
どうしてタイ料理でなくておでんなのか?
俺は風邪気味で飯をあまり食わない。
それをヌチャナートは
「体調が悪い時はタイ料理を食べたくないのだ。
やはり日本人には和食をたべさせなくてはいけない。」
と考えてくれた。愛情こめて作ってくれた和食がおでんだ。
大根も煮込んである。
この大根は直ぐに食べるより、もういちど温め直してから食べる
方が美味しい。

2011/12/10

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2011年12月11日 (日)

チキンカレーとナン

最近、タイ料理店が減ってインド・ネパール料理店が増えてい
る。違法滞在外人の手入れが厳しくなったため、違法に滞在し
ているタイ人・ラオス人が少なくなったためタイ料理店の経営が
厳しくな
ったのか?
それともタイ料理は日本人の嗜好に合わないのか?
一度は変わった味を求めてタイ料理店に行ったが、辛過ぎて
食べられないので二度とタイ料理店に足を運ばないのか?
なぜタイ料理店が減ってインド料理店と言ってもカレー屋が
増えているのか理由がわからない。

なんとなくインド料理店でチキンカレーとナンを求めた。
いつも食べているタイカレーとは違うが、この味は日本人が
考えるカレーの味だ。日本のインドカレーはどろっとしている
が、本場インドのカレーは水っぽい。
この店のチキンカレーはインド南部のものか北部のものか俺
にはわからない。
「いつもウチで食っているカレーとは違うな。これが日本のイン
ドカレーの原型の味だ。」なんて思いながら食っていた。
うっすら額に汗をかいた。そういえばこのカレーは大辛とメニュ
ーに書いてあったのを思い出した。
「日本人にはこの辛さは大辛なんだ」
額に汗を感じなければ俺は辛さを意識しなかった。
俺にはこの辛さは辛味がないかあるかの境目なのかもしれな
いと感じた。

毎日タイ料理を食っていたら、辛味のない料理が食えなくなった。

2011/12/11

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2011年12月 9日 (金)

パパイヤの木

近所にパパイヤに似た木がある。
ウチの近所にパパイヤがあるわけがないと分かっているのだが、
いつもその木を見るとパパイヤと思ってしまう。
そして青い実がなっていないか探してしまう。
実がなっていれば、それを戴いてソムタムにする。
そんな想像までしまう。
この木をパパイヤに似ていると感じるのは近所でも俺だけだろう。
名の知らない木だが、もしかするとこの木は本当にパパイヤの
仲間なのかな?

2011/12/9

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2011年12月 8日 (木)

バーミーヘング

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俺が頼みもしないのにヌチャナートはバーミーヘングを作ってく
れた。これはタイ版の冷やし中華というところかな?
美味いか、不味いかは食べる前に想像した味に左右される。
これはあくまでもタイ料理なのだと思っていればいいのだが、
俺は食べる前に冷やし中華の味を想像していた。
冷やし中華だと思って口にすると、別の味なので
「なんだこれは?不味い!」となってしまう。
体調が悪い時に美味い物を出されても、それを美味いと感じ
ないものだ。
風邪気味だから美味いと感じなかったのかもしれない。
普段はバーミーヘングなんて作らないから、ヌチャナートも味
付けが分からなかったのかな?
そのため味にまとまりがなかったのかもしれない。
何回か作っているうちに、タイ版冷やし中華のようなものが
出来上がるだろう。

2011/11/4

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2011年12月 7日 (水)

タイ人のスパゲッティ

昨日からヌチャナートは「明日はスパゲッティを作るわ」と言って
いた。どんなスパゲッティになるのか想像できない。
焼そばならあるけど、ウチにスパゲッティがあったかな?

タイの田舎に住む人はスパゲッティという名前は聞いたことがあ
るけど食べたことがない人が多い。インテリ階層の中でも
「洋食はスパゲッティしか知らない」というのがタイ人だ。
それなのにヌチャナートがスパゲッティを作ると言うから驚いた。
まあ黙って見ていることにした。

「生のトマトを使うわね」なんて一人前の口をきいている。
人参とタマネギを加えて肉と共にフライパンで炒めている。
後はナンプラで味付けをした。

マイクロウエーブでチンをして温めた焼そばの上にヌチャナート
が考えるスパゲッティソースをかけて出してきた。
これで見かけはスパゲッティのようになった。

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「どう美味しい?」
俺はスパゲッティだと思うからイタリアの風味を期待している。
味としてはいいのだが、イタリア風味という期待値から外れてい
る。それに麺も焼そばとスパゲッティでは感触が違う。
この味に対する俺の評価は芳しくない。

トマトを主体にしたこんな味のソースはタイにはない。
俺には良い味ではないが、田舎のタイ人にはこの味は新鮮な
味だろう。ヌチャナートは自画自賛で美味しいと言っている。
更に「これに唐辛子が入るともっと美味しくなるわ」なんて言う。
唐辛子ときいて俺は「やっぱりタイ人には唐辛子をいれないと
満足してもらえないのだ」と笑ってしまった。

2011/12/7

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2011年12月 6日 (火)

不味い食い物ってあるの?

俺は納豆を美味いと思って食っているが、納豆は不味いという
人がいる。美味い不味いと言うのは好みの差、文化の差、地
域の差、時代の差・・・・・などで変わってくる。
一見不思議に見えるが、時代によっても好みは変わる。
例えば江戸時代はマグロのトロなんて不味いものだったが今
は美味いものになっている。
最近ではマスコミのグルメ情報が取り上げるものだけが美味し
い物になっている。

誰が食っても普遍的に不味いという料理や食い物ってあるの
かな?そういう物はあるが、そんな物は料理、食物として存在
していないのではないか?
例えば松の木を考えてみよう。
松の実はそのまま食べるし料理にも使われるから美味い物に
はいるな。松脂はギリシャではワインに入れる。
そんなワインをギリシャ人は美味しいと言って飲んでいる。
松脂入りワインは美味いか?その評価は食文化圏によって異
なり、ギリシャ以外の国では美味しいとは考えないかもしれない。
松の葉は料理の飾りに使われることがあっても食べることはな
い。松ぼっくりは食べない。
俺が知っている範囲では松ぼっくりや松の葉は食材とは考えな
い。これ等は誰が食っても不味いと言う。
誰が食おうとしても食えない、食いづらいから誰も食い物とは考
えない。
松ぼっくりのように誰もが不味いと言うものが本当に不味い食
い物なんだ。
誰が食っても不味いと言う物は食材とは考えない。、
食材ではない松ぼっくりを食うことはない。
「松ぼっくりは不味い」と言っても笑われるか馬鹿にされるだけ
だ。

松の実や松脂入りワインは一部の人は不味いと言うが、一部
の人は美味しいという。美味しいか不味いかは好みの差であっ
て、普遍的に誰もが不味いというものはない。

俺が不味いと言う物でも、誰かさんには珍味絶品の美味さに
なる。そんな料理、食品の例が多い。
タイ料理によく使われるパクチーのにおいが嫌いな人が多い。
パクチーのにおいが嫌いなのは日本人だけでない。
同じ東南アジアの国インドネシアの若い女もタイのパクチーの
においが嫌いだと言っていた。
パクチーを使った料理は不味いのか?
あのにおいが好き、あるいは抵抗がない人にとってはパクチー
が入った料理は美味い料理になる
あのにおいが嫌いと言う人には不味い料理になってしまう。
パクチーが美味いとか不味いというのは偏見にすぎないのだ。

タイ人の客を想定してタイ人が作るスパゲッティをタイで食べた
が甘くて不味かった。俺には不味くて、一皿を食えなかった。
「よくこんな不味い物を作るな!」
しかしあの味を作り続けており、それが売れているのが俺には
不思議だ。俺にはどう見ても不味い味だが、タイ人にはちょうど
よい美味しい味になっている。

不味い料理に遭遇すると、
「こんな不味い物を食っている奴は下等な奴だ」
と軽蔑するかのように「俺はこんな不味い料理を食え
ない」
と偉そうに言う人がいる。それはとんでもないことだ。
貴方が好きな納豆は他の人には不味い料理の代表になって
いる。そんな不味い納豆を食っている貴方は誰かに軽蔑され
ているんだぞ。他人が美味いと言う食い物を軽蔑的に不味い
という人は
「この納豆の美味さが分からないのは下等な人種だ!」
なんて思い込ん
でいるから手がつけられない。

世の中には不味いという食い物はない。
不味いと感じるのは偏見であって、誰もがそれを不味いと感
じるわけじゃない。他の人が美味しいと食べている料理を、
不味いと感じる自分を恥じる必要はないが、美味しいと言い
ながら食べる人々を温かく見
る眼が必要だ。
不味いと思いながらも食い続けていると、それがある日から
美味い物になることもある。
日本人妻を持つ白人が言った。
「納豆は嫌いだったが、ある日女房がひき割り納豆を作って
くれた。それ以来納豆が好きになった。」
味の世界には不思議な魅力がある。
不味いと感じるのも一つの感じ方だ。自分が不味いと感じても
美味しいと感じる人がいるもんだ。
この世の中に誰が食っても不味いと言うものはあるが、そのよ
うなものは食材と考えられていない。
食材でないのだから不味くて当然だ。
不味い食い物、料理というのはない。
それを不味いと考えるのは個人的好み、文化的食習慣の差
だと思うな。

2011/11/19

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2011年12月 5日 (月)

麺の創作料理

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「あたしね、新しいお料理を考えたのよ」
「ふーん」
「食べてみる?きっとサミイは気に入ると思うわ」
焼きそばだか、つけ麺だかわからないものがでてきた。
これは和食でも中華でもタイ料理でもない。
「かき回してから食べてね」
そういってフォークをだしてくれた。
俺は箸が出てくるものと勝手に思いこんでいるから、フォークを
出されると違和感がある。
これがタイ人にとってはフォークが普通なんだ。
創作料理の味よりも、フォークがでてきたことのショックが大きい。
食文化、習慣の差なんだ。
毎日、タイ人と生活し、タイ料理を食っている。
タイ的生活に慣れていると思っているのに、このような小さなこ
とに驚いてしまう。
長い間に形成された食習慣を簡単に打ち消すことができない
のだと改めて感じた。

2011/12/2

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2011年12月 4日 (日)

食べ物と健康Z041

何を食うと何によいという広告がある。
そんな広告が目に付くとメモっている。これにも流行があること
がわかっている。二三年前には朝バナナ健康法というのが流
行ったが、今は朝バナナなんて誰も言わない。
じゃあ朝バナナが悪いのかというと、そんなことはないと思う。
一種の流行、ファッションなのだ。
今日はこんな広告が目に入った。

「高血圧」を自力で治す本 『壮快』特別編集 マキノ出版 880円
常識が一変!
薬にたよらず血圧を下げる極意
バナナ酢・酢卵・レモン・コンブ水・タマネギ酢・ドクダミ茶

俺は広告に興味があるだけで、これが効果があるかどうか関心
がない。この広告を見てわかったことは酸味が血圧の降下に役
立っているらしいと言うことだ。
詳しく知りたい人は本を買ってください。

2011/12/4

 

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2011年12月 3日 (土)

何でもタイ料理に

「毎日、タイ料理なんでしょ?」
「うん」
「材料を揃えるだけでも大変でしょ?」
「そんなことないよ」
例えばこれを見れば分かるだろう。
ここに使った材料は蒲鉾だ。
蒲鉾なんて何処でも簡単に手に入る材料でだ。

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自宅で育てている薄荷と市販のタマネギ、唐辛子、酢、砂糖、
塩だけだ。もうこれで立派なタイ料理になっている。
「見た目と味はタイ料理だけど、蒲鉾なんてタイにないでしょ?」
「日本人相手のスーパーへ行けば蒲鉾はあるけどさ、タイの田舎
にはあったかな?」
「・・・・・」
「普通の市場には蒲鉾なんてないよ。高級スーパーに行けばある
かもしれない。」
高級スーパーと言っても日本人から見れば、ありきたりのスーパーか
デパートだ。
「タイにない食材を使ってタイ料理というのも可笑しくない?」
するどい質問だ。
「うーん、そうだね。でもさぁー、蒲鉾に似た食材がタイにあるん
だよ」
「そんな物がタイにあるの?」
「あるんだよ。ムウヨウというんだ」
「・・・・・」
「ムウヨウの代わりに蒲鉾を使ったと思えば、これは立派なタイ
料理でしょ?」
「そうかもしれないわね」
辺境に住む日本人はムウヨウを蒲鉾の代わりに食っているかも
しれない????
ウチでタイ料理を作るのに使っている食材は殆ど日本の食材だ。
日本で作っていない僅かな特殊な食材はタイ食材店で買う。
近所の店の食材でタイ料理は作れる。

2011/12/1

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2011年12月 2日 (金)

食べ物と健康Z021

広告と言うのは時代の鏡だ。先月までは食べ物と放射線に関す
る記事の広告が目だった。
今日は放射線に関係する広告はない。
健康に関する広告が目に入った。
何を食ったら健康になるという広告を見てみよう。
今回は酒かすが健康によいという広告が二本あるな。

「夢21」誌 2012年01月号 わかさ出版
心臓の血の塊が脳血管を直撃する脳塞栓は不整脈のある人
はなりやすく防ぐ妙薬No.1は魚油

食事を三食きちんと食べてる人にも低栄養型脳出血が多発し
防ぐ特効食は粉大豆

抜け毛が止まり黒髪が増えたと人気のゴボウ
アトピーぜんそくが急改善するパパイヤ
昔はパパイヤなんて高級果実店に行かないと手に入らなか
った。今は熟したパパイヤから料理用の未熟のパパイヤま
で安く手に入る。嬉しい限りだ。

「はつらつ元気」誌 2012年01月号 芸文社

薬に頼らず検診A評価!バナナ便も連日!
高血圧コレステロールがらくらく改善
血管を守る「酒かす健康術」

シミ、シワの改善に椿油エッセンスがいいらしいがこれは食い
物じゃなくて薬みたいだから外そう。
果実アサイベリーが白内障など目によいと書いてあるけど、
こんな果物は近くの店で売っていないから食べ物と考えない
ことにする。

「日経Healthヘルス」誌 2012年01月号 日経BP社
寒い季節のお腹冷えにはコレ!
「ショウガ豆乳」で中からぽかぽか

「安心」誌 2012年01月号 マキノ出版
糖尿病、高血圧認知症防止にも効く
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悪玉コレステロール値が下がる!
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「健康」誌 2012年01月号 主婦の友社
黒酢もやしで便秘が苦もなく改善し冷えも乾燥肌も改善

2011/12/2

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2011年12月 1日 (木)

パイナップルは札幌

我々にはタイ語というのは馴染みがないから覚えにくい。
覚えにくい言葉を日本語に置き換えると簡単に覚えることができ
る。例えば、パイナップルのことをタイ語では「サパロット」という。
これは覚えにくいが、この発音を日本語に置き換えて「札幌」と
言うとすんなり通じる。

よいことを聞いたとタイの市場で使ってみたが通じない。
自分じゃ「札幌」と言っていたつもりだが、じつは「薩摩」と言って
いたなんて失敗をしないでください。

2011/12/1

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