何でもタイ料理に
「毎日、タイ料理なんでしょ?」
「うん」
「材料を揃えるだけでも大変でしょ?」
「そんなことないよ」
例えばこれを見れば分かるだろう。
ここに使った材料は蒲鉾だ。
蒲鉾なんて何処でも簡単に手に入る材料でだ。
自宅で育てている薄荷と市販のタマネギ、唐辛子、酢、砂糖、
塩だけだ。もうこれで立派なタイ料理になっている。
「見た目と味はタイ料理だけど、蒲鉾なんてタイにないでしょ?」
「日本人相手のスーパーへ行けば蒲鉾はあるけどさ、タイの田舎
にはあったかな?」
「・・・・・」
「普通の市場には蒲鉾なんてないよ。高級スーパーに行けばある
かもしれない。」
高級スーパーと言っても日本人から見れば、ありきたりのスーパーか
デパートだ。
「タイにない食材を使ってタイ料理というのも可笑しくない?」
するどい質問だ。
「うーん、そうだね。でもさぁー、蒲鉾に似た食材がタイにあるん
だよ」
「そんな物がタイにあるの?」
「あるんだよ。ムウヨウというんだ」
「・・・・・」
「ムウヨウの代わりに蒲鉾を使ったと思えば、これは立派なタイ
料理でしょ?」
「そうかもしれないわね」
辺境に住む日本人はムウヨウを蒲鉾の代わりに食っているかも
しれない????
ウチでタイ料理を作るのに使っている食材は殆ど日本の食材だ。
日本で作っていない僅かな特殊な食材はタイ食材店で買う。
近所の店の食材でタイ料理は作れる。
2011/12/1
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