« 2011年4月3日 - 2011年4月9日 | トップページ | 2011年4月17日 - 2011年4月23日 »

2011年4月16日 (土)

烏賊の沖漬サラダ

P1180074pct13

烏賊の沖漬はヌチャナートのお気に入りだ。
こんな料理はタイにもありそうなのだが、タイにはないらしい。
海岸近くの町なら、漁師が作っているかもしれない。
流通が悪かった時代は東北部のタイには新鮮な海の魚は届か
ないのでヌチャナートは知らないだけ
の話かな?
しかしこれは漬け物だからそんなに簡単には腐らないから流通し
ていてもおかしくない。やはり沖漬を
作る食習慣がタイにはない
のだろう。

俺たちは烏賊の沖漬を切ってそのまま食べる完成された食品と
見ている。タイ人は沖漬を塩辛、熟
れ寿司の一種、つまり素材と
見るのでこのままでは食べない。必ず手を加えて食べる。

手を加えると言っても熱を加えることはない。
写真のように香草を加えて混ぜ合わせるだけだが、こうすること
で味わいが深まると考えている。
味見すればわかるけど、こういう食べ方も美味しいもんだよ。

沖漬を作る日本の漁師さんから見ると、美味しい沖漬の味をわざ
わざ壊して食べていると見るだろう
な。

2011/4/13

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年4月14日 (木)

モンゴイカのタイ料理

P1180067pct13

「パッカパオを作るわね」
「何のパッカパオだい?」
「これよ」出された物はモンゴイカだった。
モンゴイカのパッカパオなんて今まで食べたことがない。
俺は魚が苦手なんだが、これも美味そうな気がする。
魚が苦手な理由はない。なんとなく食べないだけだ。
焼魚はそれほどでもないが、煮魚は余り好まない。
煮魚を食べないわけではないが、焼魚の方が好きだ。
パッカパオは炒め物だから焼魚と煮魚の中間くらいかな?

パッカパオは食べる人は美味しいと喜ぶが作る人は大変だ。
これを作っていると、唐辛子の煙が立ち込めるので真冬でも家
じゅうを開放しなくてはいけない。
近所迷惑な料理だ。ご近所さん、ごめんなさい。

今日のパッカパオには茗荷が入っている。
茗荷をこんな風に使うのはウチだけだろうな。
名前を知らないからヌチャナートは茗荷のことを日本の野菜と呼
んでいる。
「日本の野菜、美味しいわ。これ名前はなんて言うの?」
「茗荷だよ」
野菜やモンゴイカから出てきた汁を味見する。
旨味が詰まった味だが、イカを煮た時にでるにおいがする。
俺はイカを煮た時のにおいが苦手なんだ。
ヌチャナートは「汁が美味しいから、ご飯にかけて食べなさいよ」
と言う。でも俺は汁をかけない。
イカを取って食べる。適度な辛味と香りがあってうまい。
モンゴイカのシコシコした感触がいい。
いつも肉のパッカパオばかりだったが、モンゴイカのパッカパオ
も良いもんだ。
うーん、モンゴイカを使った立派なタイ料理だな。

2011/4/12

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年4月13日 (水)

鶏の足は美味い

平均的日本人は鶏の足は食い物ではないと思っている。
俺も鶏の足なんて食う物ではないと思っていた。
しかし広い世界ではその鶏の足を食べる民族が多い。

世の中には食べられる物が沢山ある。その中で俺達が食べ物と
認めている物だけが正統派の食べ物なんだ。俺達が食べ物と認
めていない鶏の足や蛙はゲテモノとして蔑む傾向があるんだな。
俺達が正統と認めている物でも、外国から見たらゲテモノなんて
物もある。
真っ赤な鯛を俺達は正統派の食い物と認めているが、あんな赤い
魚は気持ちが悪いと考える国もある。正統な食い物かゲテモノか
は各民族の偏見で決まるもんだ。

日本でも一部の人々は鶏の足を食べるあるいは利用している。
その形が紅葉に似ているので鶏の足を隠語でモミジと称している。
多くの日本人は鶏の足を出されると、それは食い物ではないと考
えるから気持ち悪がる。俺も最初は鶏の足を食うのが嫌だった。
コラーゲンが多いので口の中がぐしゃぐしゃするのが嫌だった。
食べにくいから手で食べると手がべとべとになる。それも嫌だった。
唐辛子の辛いソースと一緒に鶏の足を食べ続けていると、だんだ
ん鶏の足が好きになってきた。
今は鶏の足は美味いと思うようになっている。

鶏の足をゲテモノと見ている人は出された鶏の足の形をよく見てい
ない。これを料理するには前処理がいる。
まずは爪を切り落とさなくてはいけない。
これも面倒な作業だ。簡単な作業だが数が多いから大変だ。
次に人間で言えば掌にあたる黒い部分を切り取る。
鶏の足に黒い物があるなんて気づいた人はいないだろうな。
そのような繊細な処理をしてから出されるのを知らないだろう。

ブッチ切った鶏の足をそのまま料理したのではない。
どんな料理にもそれなりの苦労と工夫が施されている。
だから出された料理は感謝して食わなくてはいけないとつくづく思う。

タイの仏教は肉食を禁止していないから、タイ人は動物の食べら
れる部分は全て食べてしまう。肉食文化が根付いているタイと違
って日本は動物のほんの一部しか食べない。
文明開化以降に肉を食べ始めた日本人が鶏の足を正統派の食
べ物と認めるようになるまでにあと百年はかかるかな?
それとも有名タレントが鶏の足を「美味い、グルメだ!」と言えば
明日から正統派の食べ物になってしまうかもしれない?

2011/4/11

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年4月12日 (火)

芹を食べるタイ人

P1180063pct13

俺達日本人がタイ料理で一番最初に気づき嫌になる香草はパク
チーだ。パクチーとタイ語で言うと嫌な香草となるが、これがコリア
ンダーという香草と同じだと知ると見直す人がいるので笑っちゃう。
名前で評価が変わっちゃうのだ。

俺達がタイで普通に出会うパクチーというのはコリアンダーのこ
とだが、タイ語でパクチーというのは芹科の植物の総称だ。
セロリもパセリもタイ語ではパクチーだ。
日本で普通に見られる芹もタイ語ではパクチーの一種と見てい
る。芹は水辺に生えるので、水辺の芹という意味でパクチーナ
ムと言っている。

芹はアクの強い野菜と日本人は見る。
それでさっと茹でてアクを抜いてから食用にする。
普段からアクの強いパクチーを食べているので、芹の持つアクな
んてタイ人は気にしない。芹を生のまま、ドレッシングもつけない
でそのまま食べている。俺達がキュウリをモロキュウと言って丸齧
りするように、芹を生で食べている。

食習慣、食文化の違いだ。どっちがいいとか悪いとか、どっちが
上等な食べ方と言う問題ではない。
俺も芹を生で食って見た。普段からいろいろな香草が沢山入っ
た料理を食っているので、芹が持つアク、強い香りも全く気にな
らない。
「芹も生で食えるんだ。けっこう美味いんじゃないの」
なんて感じている。俺もタイ料理ボケになっている証拠だ。

2011/4/10

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年4月11日 (月)

タイカレーまがい

P1180062pct13

これもタイカレーなんだが、完全な物ではない。
必要な香草の全てが手に入らなかったからだ。
まあ、タイカレーまがいと言っておこう。

安い肉をぐつぐつ煮て柔らかにした物を使っている。
最近、流行っているエコクッキングで煮込んだ。
つまり、長時間煮込むのではなくて、一度煮立ったなら火を止め
て余熱で煮込む。それを繰り返す方法だ。

苦瓜を入れたので、ちょっと苦い。
この苦味をタイ人は美味しいと言うのだ。
たしかにちょっと苦いが、それほど気にならない。
むしろ苦瓜を煮込むとこんな味になるのかという興味が強い。
俺達日本人にはこれでも立派なタイカレーの味なんだが、タイ人
には物足りない味らしいのでタイカレーまがいなんだ。

2011/4/10

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年4月10日 (日)

果物のシチュウ

P1180055pct13

ジャックフルーツという枕型のスイカのような形をした果物を知って
るかな?スイカのように大きな果物が枝ではなくて木の幹から垂れ
下がっている。初めてジャックフルーツを見る人はその奇妙な光景
に驚く。完熟したジャックフルーツは甘くて美味しいんで生食する。
まだ甘くならない未熟の果実は料理に使う。
俺には完熟と未熟の見分けがつかない。
完熟した甘い物だと思って、大きなジャックフルーツを買って帰った。
隣人がそれを見て「ちょっと頂戴よ」と言う。
切り取って帰った隣人がシチュウを作ってくれた。美味しいシチュウ
なので驚いた。それ以来ジャックフルーツのシチュウは大好きな料
理になっている。

今日は何もないので缶詰のジャックフルーツを取り出した。
「これでいい?」イヤダと言ってもこれしかない。
缶詰だからジャックフルーツが黒ずんでいる。見かけが悪いが味
はいい。

これを食いながらふと思った。
今この時、カレーライスを食べている日本人は何万人といるはず
だ。日本人はジャックフルーツの料理なんて考えてもいない。
おそらくこんな料理を食べているのはこの広い日本で俺一人だろ
う。そんなことを考えながら味わっていた。

2011/4/6

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2011年4月3日 - 2011年4月9日 | トップページ | 2011年4月17日 - 2011年4月23日 »