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2011年11月12日 (土)

昨日の野菜炒め

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これは昨日の野菜炒めを温め直したものだ。
もやしが茶色になって見かけが悪い。
タイ人が作る料理だが、この料理は辛くない。
これなら日本人が安心して食える。
安心して食うと言うのもおかしな表現だが、他に適当な言葉が見つから
ない。日本人がタイ料理を食う場合、
「辛いのではないか?辛くて食えないのではないか?」と不安が付きま
とう。ちょっとこの料理を食べれば辛くないのでその不安が払拭される。
不安なく食べることができるので、安心な料理というわけだ。
こんなことを書くとタイ料理は危険な料理と誤解されるかな?
泣きながら辛い料理を食べていた可哀相な日本人がいたな。
何処の国へ行っても同じだが、長期滞在の場合、現地の料理を食べら
れない人はたいてい病院に行く。
理由はタイ人にもわからないだろうが、タイではあのように辛い料理を
食っていないと病気になることをタイ人は経験的に知っている。
それで辛い料理を食べるのだと思う。

2011/11/10

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2011年11月11日 (金)

竹の子カレータイ風、ゲンノーマイ

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これはヌチャナートの大好きな料理だ。
醗酵させて酸っぱくなった竹の子を使う。竹の子は関節に悪いらしいが、
「大好きな竹の子をどうしても食べたくなるのよ。」
いつもそんなことを言いながら竹の子を食べている。
スープはもちろん軍鶏を使っている。
濃厚なスープと酸味のある竹の子、唐辛子の辛味が調和している。
まとまった味になっているが、これを日本人が作ろうとすると難しいと思う。
どうしても日本人は辛味を押さえてしまうので味の調和が崩れちゃう。
俺はこの料理の味だけでなく、白い竹の子の彩りも好きなんだ。
「うん、美味い」と一言。
その後はもくもくと食べている。本当に美味いと感じる時、人は無口になる。

料理の写真を見て、「こんなのカレーじゃないよ!」と思うかもしれない。
インドカレーとは確かに違うスタイルだ。
でもタイではこのスタイルもカレーの仲間なんだ。
名前とか分類の問題はよそにおいて置こう。
美味しければ良いじゃない。きっとこの料理が好きになると思うよ。

2011/11/8

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2011年11月10日 (木)

マ・マーを石油ストーブで

その昔、温風ヒーターなんてなかった時代はストーブは薪ストーブか
石油ストーブだった。石油ストーブの上に鍋をおいてインスタントラー
メンを食ったり、酒に燗をつけたもんだ。
石油が燃える赤い炎を見ながらラーメンを食う、熱燗の酒を飲むの
も美味い。今年の冬は福島原発の影響で節電しなくてはいけない。
温風ヒーターは電力を食うので、灯油があれば使える昔の石油ス
トーブに買い換える家庭が増えている。

ウチも石油ストーブになった。
最近、タイ製のインスタントラーメンが近所のスーパーで買える。
腹が減った。買い置きのタイラーメンを石油ストーブに乗せて食
うことにした。インスタントのタイラーメンをタイ人はマ・マーと呼ん
でいる。常夏の国に住むタイ人は石油ストーブなんて知らない。
石油ストーブで作るタイラーメンなんてタイ人には想像できない。
なんだか優越感に浸りながらマ・マーを食っている自分を見て、
「この愚か者!」と感じている。

2011/11/3

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2011年11月 9日 (水)

拷問食

拷問食なんて言葉は辞書にない。俺の造語だ。
拷問食と言うと、捕虜や罪人にまだ食え、それ食えと食事を口から押し
込める食事と思っちゃう。
フォアグラを作るために鵞鳥に無理矢理、飯を食わせて肝臓を肥大さ
せる。あれはまさしく拷問食かもしれない。

その昔、旅行でタイに来た時は現地の料理ということで辛さを楽しんで
いたかもしれない。生活でタイに来ると、好き嫌いは別にしてタイ料理
を食わなくてはいけない。どの料理が辛くて、どの料理が辛くないか、
そんなことは知らない、わからない。
なんでも食ってみて、辛さに悲鳴をあげた。
そのうちに好きな料理とそうでない料理、辛い料理と辛くない料理が
分かってきた。

「こりゃ、美味い!」気に入ったが辛い。辛さをこらえて食った。
腹が空いているからもっと食いたいのだが、もう辛くて食えなくなった。
「まだ空腹だ。でも口の中が火事でこれ以上食えない!」
恨めしそうに皿に残った料理を見る。

タイ人の家庭で料理を出される。出された料理を平らげるのが礼儀だ。
「日本人だから、辛い料理は駄目」と多くのタイ人は知っているので、
俺が料理を残しても誤解はしないと思う
。中には失礼、無礼と感じる
タイ人がいるかもしれないので、ひぃひぃ言いながら辛い料理を食う。
まさに拷問だ。つらいのだが、笑顔を作りながら食う。
たどたどしいタイ語で冗談を言う。
どんな悩みがあってもステージでは笑顔を振りまくタレントと同じ姿だ。
辛さを和らげようとビールを飲むが、口の中が冷えるだけで辛い炎
は消えない。やっとの思いで一皿を平らげる。
「これで拷問から解放される」はぁーっと一息つく。

バンコックには粒胡椒が鈴なりになったまま入れる料理がある。
残してはいけないと思うから、辛そうに粒胡椒を食べていると
「それは食べなくてもいいのだ」と教えられた。
その時は本当に助かったと思った。
昔の体験を思い出すと「あれは拷問食だったな」なんて思ってしまう。
俺だけでなく、こんな拷問食の経験をした日本人は多いだろう。

2011/11/8

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2011年11月 8日 (火)

台湾バナナ

俺が子供の頃、台湾バナナと言う言葉には特別な響きがあった。
今の子供や若い人には信じてもらえないが、なにしろバナナなんて高価
でなかなか食えない時代だった。
当時のバナナは何処から輸入されていたのか知らない。
普通の大きさのバナナを食って美味いと思っていた。
「お前、台湾バナナ知ってっか?」
「知らねぇー」
「小さくて、甘ぇーんだ」
普通のバナナだって高い時代だ。まして小さくて甘い台湾バナナなんて
もっと高いのだろう。
子供心でそんな高価な台湾バナナなんて諦めていた。
初めて台湾バナナという物を食った時、甘くて香りがいいと感激した。
台湾バナナと同じ物かどうかわからないが、同じように小型のバナナ
をモンキーバナナと言う事もあったな。

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スーパーに行くと俺が台湾バナナと言っていた小さなバナナがあった。
それを見るとヌチャナートは籠に入れた。
一房がたったの60円だ。昔のことを思い出すと隔世の感がする。
実際、時は流れている。
このような小さなバナナは台湾だけでなく、タイにもある。
小さなバナナをタイでは焼いたり、油で揚げて路上で売っている。
かっては高級で高価なバナナは果物の中で一番安いものになってし
まった。俺にはこのバナナは特別な存在なのだが、ヌチャナートには
ごくごく当たり前の存在だ。
「バナナなんてタイでは安いからなぁー」
なんだか溜息がでた。

2011/11/4

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2011年11月 7日 (月)

軍鶏を買う

タイの食材店でヌチャナートは軍鶏を買ってきた。
それを見たタイの友人は
「これってタイの軍鶏じゃないと思うわ」と言い出した。
「・・・・・?」
「中国から輸入したものだと思うわ」
「ふーん・・・・?」それはありうる。
「卵を産まなくなったお婆さん鶏よ」
廃鶏を比内鶏として売っていた業者がある。
中国の廃鶏をタイの軍鶏として売っている可能性もあるな。
「お婆さん鶏?」
「そうよ、卵を産まなくなったら必要ないのよ」
「お爺さん鶏はどうすんの?」
「・・・・・?」
雄はもともと卵を産まないから、若鶏、ひな鳥で食べられちゃうのかな?
廃鶏と言われる鶏の中にはお爺さん鶏は居ないのかもしれない。
タイの食材店で買ってきたものだからヌチャナートはタイの軍鶏だと思っている。
出刃包丁で骨を叩ききり、精肉にする。
骨はスープにする。一羽の鶏を無駄なく食べてしまう。
廃鶏だか軍鶏だかわからないが、固い肉と、噛みでがある皮の感触が良いと言っている。
ヌチャナートにはタイの軍鶏だと思わせておこう。

2011/11/4

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2011年11月 6日 (日)

年寄りと唐辛子

昔々の話だ。その頃はタイ料理なんて殆ど口にしていなかった。
ごく僅かな体験、文献から東南アジアの料理は唐辛子が入っていて辛
いというのは知っていた。
料理研究家だか、医者だか農学の権威か忘れたが、
「唐辛子の辛味は慣れがくるとだんだん耐性ができて摂取量が増える」
と言っていた。
その時は「はあ、そうですか」とご高見を賜っていた。

東南アジアの料理を食っていて、
「どうして彼等はこんな辛い物を好むのだろうか?」
と不思議に思った。
小さな子供がどのようにしてこんな辛い物を食べるようになるのか?
きっと彼等は子供が辛い物を食べることができるように訓練してい
るに違いない。どうやって?うーむ?
例えば母親がオッパイに唐辛子を塗ってから授乳するとか?
最初は唐辛子の辛味にヒィーっと言っていた赤ん坊もやがてそれに
慣れてくる。そんな馬鹿なことはやらない。
子供は大人の真似をするので、最初は辛くない料理を食べていても
段々辛い料理に慣れてくる。特別な訓練をしなくても極々自然に大
人と同じ物を食べるようになるらしい。

俺もタイの幼児と同じような過程を経てタイの大人と同じような料理を
食べるようになった。唐辛子を食べ続けているうちに、辛味に対する
耐性ができるのは間違いない。
口の中が火事になる感覚がなくなる。口の中が痛いという感覚も分
からなくなる。最初は唐辛子が一本でも辛かったが二本入っても辛
さを感じなくなる。
タイ人は5本とか10本入ると「これは辛い料理だ」となる。
こうして辛い料理を食べ続けて年をとったタイ人はますます辛味を
欲するようになるのか?日本人が年をとると油っこい肉よりさっぱり
した魚を好むようになるのと同じく、タイの年寄りは辛い料理を好ま
なくなるそうだ。
日本の学者、医者、料理研究家はタイ人は子供から大人になるに
連れて唐辛子の摂取量が増えることは知っているが、年をとると唐
辛子の摂取量が減ることに気づいていない。
タイ人と生活し、タイの生活の中にどっぷりと入らないとこんなことは
分からない。

2011/11/4

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