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2011年11月26日 (土)

トンカツにするわね

俺が何も言わないのに「トンカツにするわね」と言い出した。
いつもタイ料理ばかりなので、たまには和食を食いたいのではないかと
気を使ってくれたのだ。嬉しい限りだ。
でも俺は和食が良い、和食でなくちゃ駄目ということはない。
俺が想像したトンカツの盛り付けはトンカツの隣にキャベツの千切りが
山盛りになっている奴だ。

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ヌチャナートはこんな盛り付けをしてきた。
これがヌチャナートが考える和風の盛り付けなんだ。
俺たちにとってトンカツは洋食だから皿に直接盛りつけるものなんだが
ヌチャナートはそれが分かっていない。ヌチャナートにとってトンカツは
和食だから天ぷらのような盛り付けが正しい盛り付けだと思っている。
天ぷらは敷き紙の上に盛り付けることがある。
このアイデアをヌチャナートは気に入っている。
「こうやると余分な油がなくなって美味しいわ」
敷き紙ではなくて網の上に揚物を乗せることもある。
今日は敷き紙を敷いて網ものせた。これで完璧だと思っている。
満面の笑顔で盛り付けたトンカツを出してきた。
「こんな盛り付けをタイ人は知らないわ。これを見たらタイ人は驚くわよ」
なんて思っているはずだ。
キャベツの千切りはないが、どう見てもトンカツだ。
トンカツソースで食べるのが正しい食べ方だと俺は決め付けた。
ヌチャナートは「ナムプリックがあるわよ」と言う。
トンカツの正しい食べ方はナムプリックをつけて食べるものとタイ人は
考えるようだ。
この考え方のギャップは何時までも埋まらないだろうな。

2011/11/23

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2011年11月25日 (金)

パットトーフ、豆腐の炒め物

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最近、野菜を多く食べるようにしている。今日は豆腐を食べることにした。
「お豆腐をどうやって食べる?」
「・・・・うーん・・・・・?」
「トムチュートにしましょうか?」
豆腐のトムチュートは暫く食っていないな。それもいいな。
「うん」と返事をしたつもりだったが、返事のタイミングが悪かったみたい
だ。
「パットトーフにする?」
パットトーフ?なんじゃこれ?ああ豆腐の炒め物のことだな。
日本人が言う豆腐ステーキかな?
タイ人が作る豆腐ステーキはどんなものかな?興味があるな。
「うん、パットトーフがいい」
俺は油をしいたフライパンに豆腐を載せて焼き、ナンプラと牡蠣油の
ソースで味付けしたものを想像していた。
出てきたものは野菜炒めに肉の代わりに豆腐が入ったものだ。
これはこれなりに美味しい味だ。辛味がないから日本人はご飯のおか
ずとしてこのまま食べることができる。
炒めた野菜と豆腐から汁がたくさん出ている。
旨味が詰まっている汁をご飯にかけて食うと美味い。
「ねぇー、生の唐辛子が欲しいでしょ?」
俺はこのままで良いと思っているのに、タイ人から見ると物足りない味
なのだろう。生唐辛子をナンプラに浮かせたものを持ってきた。
せっかく作ってくれたものだから、生唐辛子をパットトーフに加えて食
った。最初のうちはなんともないが、じわっと口の中で辛味が広がる。
「おお、やっぱりこの料理はタイ料理なのだ」
こうやって生の唐辛子と一緒に食うと美味い。

2011/11/22

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2011年11月24日 (木)

タイの緑茶

整理をしていたらこんな緑茶の袋が出てきた。たいして気にもせずにい
た。お茶でも飲むかと思って袋を見ると、Japanese Green Teaとある。
何で英語が書いてあるのだ?
「なんじゃこれ?機内食で貰ったお茶か?」
揺れる機内で熱湯を注ぐわけがないから、機内食ではない。
そうするとこれは何処かで手に入れたものだ。何処だ?
”ラミン”なんてわけのわからない文字がある。
袋の裏を見るとURLが書いてある。
ウエブで見るとタイの緑茶だということがわかった。

なんで俺がタイの緑茶をもっているのだ?
どうやら前回、タイへ行った時に買ったものらしい。
ペットボトルに入った冷たい緑茶はコンビニなどで買えるが、温かい緑
茶はない。中国系タイ人は温かい茶を飲むがタイ人には温かい茶を飲
む習慣がない。温かい緑茶が飲みたくなった。
それでティーバッグを買ったようだ。

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熱い緑茶を飲むなんて簡単に思えるだろうが、それがタイの田舎では
簡単ではないのだ。物を茹でるとか、蒸すためにタイ人はお湯を沸か
すが、茶を飲むためにお湯を沸かす習慣がないから、湯をポットに入
れておく習慣
がない。電気ポットがあるが、何時いれたのかわからな
い古い水と虫が入っている。
プロパンガスがあるが、余り使っていない。電気代は高いからだろう、
電気コンロを使うのはみたことがない。よく使っている燃料は炭だ。
ガスや電気なら必要な時に必要な分だけ使うことができるが、炭だと
そういうわけにいかない。炭をコンロで起こしたなら、それで飯を炊き、
おかずを作り・・・・と一家の料理を作ってしまう。
料理を作り終える頃には炭は燃え尽きているか、僅かしか残っていな
い。しかしコンロは充分に熱い。ウチが料理を作り終えるのを見ると、
近所の人が「ちょっとコンロを貸してよ」と言って持参した魚をまだ熱い
コンロに乗せて焼く。
この光景を日本の村で言えば、佐藤さん家が料理を作り終えたら鈴木
さんがやって来て佐藤さん家のコンロで魚を焼くようなものだ

日本の村ではこんなことは絶対にやらないと思う。
佐藤さん家にしてみれば「どうせ使わない余熱だから、鈴木さんが使い
たけれ
ば使ってもいいじゃないの」なんて日本人は考えないが、
その点、タイ人は寛容だ。そんなことを見ているので僅かなお湯を家人
に作ってもらうのもしのびない。
今すぐ茶を飲みたいのに、茶を飲むには紙などを燃やし、焚き付けに
火をつけ、炭をおこすなど時間がかかる。
頼むのが面倒で飲まなかった茶の残りだと思う。

2011/11/18

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2011年11月23日 (水)

日本人好みの野菜炒め

今は野菜炒めという料理は定着しているので、野菜炒めを和食と思って
いる人がいるかもしれない。
伝統的な和食には油を使って炒めるという調理はない。
野菜炒めは中国から伝わった調理方法だ。
そんなことを知らないヌチャナートは日本人が野菜炒めを食べるのを見
て、野菜炒めは和食だと思っている。
野菜を油で炒める調理はタイにもある。
その料理をタイ人は文字通り野菜炒めと呼んでいる。
タイの野菜炒めはナンプラと牡蠣油で味付けするのが普通だ。
いつもいつもタイ料理ばかりなので、今日はサミイのために日本の野菜
炒めを作ると言い出した。
ヌチャナートにとっては日本で食った野菜炒めの味が和風の野菜炒めの
味なのだ。つまり中華料理に近い味付けになっている。

先日、辛味があると言っても日本人から見て辛い焼肉のタレを戴いた。
その焼肉のタレをつかって野菜炒めを味付けした。
決して不味い味ではない。お隣さんが食べたならピリ辛の野菜炒めな
のだろう。辛味を打ち消すために甘味が強いタレだ。
俺は甘味が気になってしょうがない。この味は俺の好みに合わなくな
っている。タイ風の野菜炒めなら食べるのだが、ヌチャナートが考える
和風の野菜炒めは駄目だな。
「あらっ?美味しくないの?」
箸が進まない俺を見てヌチャナートは不思議そうに言う。
せっかく和風に作ったのにどうしてかしらと首をかしげている。
「サミイはタイの味じゃないと駄目なのね」
うーん、確かに最近の俺は唐辛子の辛味がない料理は食いづらくなっ
ている。

2011/11/21

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2011年11月21日 (月)

なぜか鱈ちりを

冷蔵庫の中を見たら白菜がある。冷凍した鱈もあった。
突然、鱈ちりが食いたくなった。
鱈ちりにするには自分で鍋をやらなくてはいけない。
やめよう。ヌチャナートに鱈を使ったタイ料理を作ってもらおう。
そう思って鱈ちりを諦めたのだが、暫くするとまた鱈ちりが食いたくなる。
とうとう鱈ちりを食うことにした。
鍋には豆腐が必要だな。長葱はあったかな?
不足している材料を確認して買いに出た。
なんとか鱈ちりができた。酒を飲みながら鍋をつついた。
「これって日本の味だよね。美味いね。」と心で呟いた。

俺は毎日、一日3食タイ料理を食べている。
それを何年も続けている。和食なんかなくても平気で居られると思って
いた。それなのに、突然、鱈ちりが食いたくなった。
子供の頃に食った味を思い出したのか?
白菜と鱈を見たから鱈ちりが食いたくなったのかもしれない。
もしこれが鱈でなくて鯛だったなら、鍋をつつこうなんて思わなかったか
もしれない。すっかり忘れていた日本の味を思い出した。
俺の中にも日本の味の記憶が残っているのを知った。
またいつの日か味の記憶が甦り、「ああ、和食が食いたい」なんて思う
ことがあるかな?

2011/11/20

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