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2011年2月 5日 (土)

ワカメスープ タイ版

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海藻をタイ人は食べないみたいだ。海岸地帯のタイ人なら海藻を
食べるのかもしれないが、少なくとも東北部のタイ人は海藻を食
べない。
日本から既製品のワカメスープを持っていったことがある。
それをタイ人に味見させたら、美味しいと言っていた。
彼等が美味しいというのをそのまま信じてはいけない。
美味いと感じなくても、只で味見させてくれる人の気持ちを考え
て、つまりお世辞で美味しいと言っていることが多い。
本当に美味しいと感じているのかどうかは、彼等の食べ方、表
情から判断しないといけない。ワカメスープの場合、どうやら美
味しいと感じていたようだと判断した。

俺は何かの目的でワカメを買った。買ったワカメを冷蔵庫にしま
ったら、ワカメを買ったことも忘れていた。当然、何のためにワカ
メを買ったのか目的も忘れている。

ヌチャナートがスープを作るが、何のスープがいいか聞いている。
冷蔵庫にワカメがあったのでワカメスープを作って貰うことにした。
「ワカメを食べると通じがよくなるんだよ」
なんて言いながらワカメを渡した。
”通じがよくなる”なんて上品なタイ語があるはずだが、俺はそん
な表現は知らない。”糞が出る”と極めて直接的表現で伝える。

このワカメは茹でてから塩漬けにしたものだ。
ほんの少しだけワカメを取り出した。
「あら、そんな少しでいいの?」
これを水で戻すと大きくなることを知らないようだ。
暫くするとワカメが大きくなっていた。
「ちょうどいいだろ?」
「そうね」
味見をしてちょっと塩を加えた。
なかなか良い味になっている。
海藻を知らないタイ人でもこの味なら受け入れるなと思いながら
ワカメスープを飲んだ。

2011/1/30

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2011年2月 4日 (金)

ヌアソムとカジキ

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牛肉の赤味でヌアソムを作っている。俺は牛肉で作るネムは好き
なんだが作ってくれない。ヌアソムもネムの牛肉の醗酵食品だ。
ネムを作るには薬を使うがヌアソムは薬は使わない。
どちらも家庭で簡単に作れるのだが、ヌチャナートはヌアソムの
方が好きらしい。最近は旦那が好きなネムを作らず、ヌアソムし
か作らない。牛肉に塩、ニンニク、ご飯粒を入れて醗酵させてか
ら焼いて食べる。

日本人は目で食べるという。食事には見た目の美しさが大切と
日本人は考えるので、盛り付けや皿
や器まで配慮する。
タイ人はそんなこと気にかけない。口で食って美味ければ、盛り
付け、器なんて問題外だ。
ネムは明るい赤に仕上がるが、ヌアソムは黒くなる。
見た目が悪いので、俺はヌアソムを食べたがらないのかもしれ
ない。
「ヌアソムも食べてね」
いつもは食べないのだが、今日は味見をした。
ちょっと酸味がでていて美味しい食べ物だ。今まで食べなかった
のは見た目の悪さで食べなかった偏
見だ。食ってみればこれも
美味いもんだ。写真の右上にある白い米粒が見える料理がヌア
ソムだ。

ヌアソムの隣にある黒い物はカジキをナンプラで漬け込んでおい
て焼き上げたものだ。醤油に漬け込んでおいたマグロを焼いた
ヅケヤキと同じだ。生のカジキを見て、
「これをナンプラに漬けておくと美味しくなるわよ」
と言いながら買ってきた。これは保存食でもある。
それに忙しい時は焼けば食べられるので手抜き料理にもなる。

2011/1/30

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2011年2月 3日 (木)

タイにはない料理

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これは搾菜を炒めたものだ。
「この料理の名前はなんていうの?」
「パットパクチュチュイよ」
「えっ?・・・・・・!」
「名前なんてないわ。野菜を炒めただけよ」
塩抜きをした搾菜を炒めただけの簡単な料理だ。
このまま食べると塩辛いが温かい飯と一緒に食べると塩味が丁度
よくなり美味い。唐辛子の辛味がいい。これを飯に乗せて、これだ
けで飯を何杯もお代わりできる。

「この野菜、タイ語でなんて言うの?」
「知らないわ」
「えっ?」
「だってタイにはないもの」
「そんなことないよ、タイの市場にあるよ」
俺はタイの市場で搾菜を見た気がする。確か、薄汚い場所に搾菜
はあったと記憶している。この漬物は中国人の食べ物だから、タイ
人はあまり気にかけていないのかもしれない。

いくら搾菜をタイで見たことがなくても、食い物だと分かる。
ちょっと味見をすれば、どうやって食べると美味しいと想像つく。
それで作った味だろう。

日本人だって、タイに住めば、タイの野菜を使って和風のおひたし
を作り鰹節をかけて美味しいなんてやるだろう。それと同じだ。

2011/1/30

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2011年2月 2日 (水)

竹の子の千切り

竹の子はタイにも沢山ある。採り立てのタイの竹の子もよい香りが
する。俺達が知る竹の子は土の中から顔をだしたところを採るか、
まだ土から顔を出さないうちに採る。
そのような竹の子の他に、タイの竹の子は茎から横にでるものが
あるらしい。根を傷めるとか何か一定の条件が揃うと茎の横から
竹の子が出るらしい。茎から地面に平行に芽が出ている竹を見
たことがある。そのような芽を採取するのだろうか?

俺達が手に入れることが出来るタイの竹の子は缶詰だ。
料理にもよるが、竹の子を千切りにする。
その時、日本人は包丁で竹の子を千切りにするが、タイ人は包丁
を使わない。フォークで竹の子の表面をこすってタイ人は千切り
を作る。こうして千切りにした方が美味しいと考えているみたいだ。
写真じゃ分かりにくいかもしれないが、これは缶詰の竹の子をフォ
ークで千切りにしたものだ。

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ちょっと似たような例にソムタムを作る時の青いパパイヤの千切
りがある。簡単に千切りに出来る道具もあるのだが、彼等はそん
な道具を使わない。包丁でパパイヤの表面を叩いてから、表面を
削いで千切りを作る。そんなまどろっこしいやり方に俺はいらいら
する。パパイヤを千切りにする道具が市場で売られている。
「これを使ったらどう?」俺は千切りの道具を買って来てタイ人に
渡す。
「こうやったほうが美味しいのよ」太さがどうの、切り口がどうのと
ケチをつけて、道具を使おうとしない。小さな屋台では客の注文
に応じてパパイヤを包丁で千切りにしている。
しかし、大きな店ではそんなことをやっていたら客の注文をさばけ
ない。
「この店のソムタムは美味しいのよ」なんて言っている店の奥では
千切りの道具を使っているのをタイ人
は知っているのだろうか?
評判が大きくなると、その店がパパイヤをどうやって千切りにし
ているかなんて問題にしないところが面
白い。

2011/1/29

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2011年2月 1日 (火)

辛そうなソース

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これを見ると、日本人は「辛そうっ!」って驚く。
見て想像したとおり、辛いですよ。実に辛いソースです。
辛いんだが、旨味があるから、思ったほど辛くないんです。
俺が辛くないと言っても、タイ料理を食べつけない日本人には辛い
のだろうな。これを肉にも魚にもつけて食べる。
これがタイ料理の基本的な味ではなかろうか。
日本人の食事でこのソースに相当する物はなんだろう?
辛そうなタイのソースに似た日本のソースに、山葵醤油とか生姜
醤油というのがある。でもそれらは用途が決まっており、肉にも魚
にも使う基本の味にはならない。
俺達の食文化にはタイの辛そうなソースに相当するソースはない
ようだな。

2011/1/29

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タイの烏賊の沖漬

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烏賊の沖漬というのは日本ではかなり一般的なのだが、タイには
ないらしい。海岸地方にはあるのだろうが、海から離れた場所で
育ったヌチャナートは沖漬を知らないようだ。だが待てよ。
沖漬って保存食だから海で作って山岳地帯で販売することも可能
だ。そうすると、烏賊の沖漬ってタイにはないのかもしれない。

烏賊の沖漬を見た時、「これってヌチャナートの好物になるな」と
思って買った。ちょっと味見をしてヌチャナートは沖漬が気に入っ
た。そうすると、すぐに烏賊の沖漬をタイ料理にしてしまった。
ミントの葉を烏賊の沖漬と一緒に食べるなんて日本人の発想に
ない。

こんな食べ方を日本の漁師さんが見たら、腰を抜かしちゃうかな?
香草の香りと烏賊の旨味が合う。
「へぇー、こんな食べ方もあるんだ!」と吃驚する。
意外と美味いよ。

2010/1/30

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軍鶏のスープ

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丸ごと軍鶏を買ってきて、それを無駄にすることなく全部食べてしまう。
スープを取るなんて当たり前だ。
椎茸、長葱を加えたスープが出てきた。
表面には油が浮いている。
ラーメン屋のスープ見たいだ。油が浮いた部分を口に入れると火傷し
そうに熱い。このような何でもない味、珍しくない味って飽きがこない。
基本的な味なので、何処の国の人にも受け入れられる味だと思うな。

2011/1/29

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2011年1月30日 (日)

もやし炒めと蛇

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俺はもやしを生で食わないがタイ人はもやしをよく生で食っている。
あの生臭い豆のにおいが俺は気になるので食わない。
タイの屋台で料理を注文すると、よく洗ったのかどうか分からない
生野菜ともやしをプラスチックの笊に
入れてだす。
一度洗ったら、もう洗わないから、道路の埃と一緒に野菜やもやし
を食べることになるが、そんなことを気にしていたら、タイでは食事
ができない。俺は生野菜は食べるが、生もやしは食べない。
屋台で出される冷蔵しないもやしは根の部分は茶色く変色している。
それをタイ人はなんの問題もないような顔で食べている。
茶色くなった根を親指と人差し指で千切って食べている人も見た。

俺はヌチャナートが食べるだろうともやしを買ったが、もやしを食
べない。もやしは何かの料理と一緒に食べるつけ合わせのよう
なものらしい。例えば焼魚と一緒に生もやしは食べない。
硬い表現だと規則というか、生もやしを食べる時の習慣があるみ
たいだ。カレーライスで言うと、福神漬みたいなもんかな?

冷蔵庫に置いても生もやしは長持ちしない。
それを炒めてくれた。真っ黒な仕上がりだ。
俺はその色を見て笑ってしまった。
「あらっ?何を笑っているの?」
俺はその質問に答えず黙って味見した。
すると思いのほかよい味がする。この中にも唐辛子が入っている。
ピリッとした辛さがある。この辛さが食欲を刺激する。
これはタイ版のもやし炒めだろう。
俺がタイ語で「もやし」と言うと、タイ人の耳には「蛇」に聞こえるよ
うだ。
「蛇炒めなんて言ったら、タイ人は驚くわよ」
ヌチャナートは俺の癖、発音の間違いを知っているから笑ってい
る。

2011/1/29

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