2011年3月 2日 (水)

食べ物と健康3021

最近、食べ物と健康に関する広告が少ないな。
一時期は何を食ったら○○によいという広告が多かった。
広告が少なくなったというのは、宣伝しているような薬効がないと
言うことなのかな?牛蒡を食うと例えば肝臓によいとか、タマネギ
を食って疲れ知らずなんて広告が多かったのに、どうした
んだろう?

「夢21」誌 2011年4月号 わかさ出版

松の木エキスが更年期の障害によいという広告があったが、松の
木エキスなんて食べ物はないからこ
れは外そう。
先月号も何を食ったら、何によいという広告はなかったな。

「安心」誌  2011年4月号 マキノ出版社

医師も驚いた!20Kg 12Kg 10Kg続々やせた
血圧血糖値が正常化!
[バナナ]薬食ダイエット

どの野菜を使うのか書いてないが[甘い野菜のスープ]が血糖値
の低下、重症便秘等に効果があると
いう広告がある。
興味ある人は立ち読みでなくて、本を買って読んでください。

「はつらつ元気」誌 2011年4月号 芸文社

卵油が痔に効果があると書いてある。卵油って食い物というより
薬みたいだからこれは外そう。

2011/3/2

 

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2010年6月 8日 (火)

コアラのマーチ

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こんな看板があった。日本語で「コアラのマーチ」と書いてある。
その上にタイ語が書いてある。
当然、タイ語でもコアラのマーチと書いてある物だと思う。
読んでみるとタイ語では「コアラマーチ」としか書いていない。
「の」が抜けている。
なんだか間が抜けていると感じる。
おそらくタイ人の感覚では「の」があると発音しにくいとか何か別の意味が
生じて誤解を生む。

なんとなく可笑しくなり、撮影した。

2010/5/14

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2010年4月20日 (火)

アーハンファラング洋風料理

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豚ロースが出ていた。これをソテーして食べやすい大きさに切って皿に乗せ
る。いつものように皿に肉をどさっと乗せて出すと思っていた。

ソテーした肉を切ると、日本人は切った肉を元の姿になるように綺麗に皿に
並べてだす。その辺が日本人とタイ人では違う。タイ人は並べないで、どさっ
と乗せる。それなのに、今日は肉は切らずにそのまま乗せてある。
西洋風の出し方だ。目玉焼きもつけている。ますます西洋風に見えてくる。
レタスも炒めてだす。タイ人の目から見るとこれは完全に洋食だ。
ファラング(白人)が食べそうな料理だから、タイ人はアーハンファラングと呼
ぶ。いつも辛いタイ料理だから、気を使って辛くない料理を作ってくれたのだ。
しかし、食器を見てくれ。
白人の料理なら、ナイフとフォークを出さなくてはいけない。
フォークとスプーンしかない。これじゃタイ料理の食べ方だ。
こんなファラングの料理をタイの庶民は食べない、あるいは食べた経験が極
めて少ない。食べたことがなくとも見たことがあるから、料理の形は一応作れ
る。肉の味付けだって塩味だと想像できる。
料理を作るのに一生懸命で、食器まで気が回らなかったのだろうな。
タイ料理を食べるのと同じようにフォークとスプーンを並べてアーハンファラン
グは完成・完璧と思っているのだ。
ファラングだってこの味なら受け入れる。食器を除いて味は合格点のアーハ
ンファラングでした。

2010/4/20

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2010年4月18日 (日)

米粒みたいなマカロニ

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これはヌチャナートが餅米と勘違いしたマカロニだ。はたしてマカロニと呼ん
でいいのかどうかわからない。こんな時、人はその人がもっている知識の中
から一番似ている物の名前で呼ぶ。
俺の知識ではこれはマカロニに一番近いからマカロニと呼ぶ。
イタリアから輸入された物だと思ったら、トルコが原産国になっていた。
うーん、これはトルコ料理か?
茹で方は大量の湯に入れて10分と書いてある。これはマカロニなどの茹
で方と同じだ。

茹でた後の食べ方が分からない。
トルコにはトマトと茄子の炒め物のような料理がある。トマトで味付けをすれ
ばいい。茄子はないがマッシュルームならある。トマトソースに鶏肉とマッシュ
ルームを入れて味を調えた。こんなソースがトルコにあるかどうか全く分から
ない。米粒のような形のマカロニとこのトマトソースは合うはずだ。

茹で上げた米粒のようなマカロニにトマトソースをかけた。そこでまた考え
てしまった。
「これってどうやって食べるの?ナイフとフォークを使うの?」
フォークで食べようとしても、マカロニはフォークの隙間から落ちてしまう。
テーブルスプーンで食べることにした。多分、これが正解だろう。

食卓に料理を並べた。
「あら、綺麗ね!まるでお米ね!」
たしかに見た目は米粒だが、味はマカロニだ。米粒の粘りなんてない。
米だと思って口にした人は「なんだこの味!?」と怒り出すだろうな。

この味はタイにもトルコにもない。綺麗な言葉で言うと俺の創作料理だ。
マカロニやピザという名前はタイ人も知っているが、多くの人は食ったこ
とがない。それじゃぁーと、それらをタイ人に出してもたいてい途中で不味
そうな顔をしだす。多分、ヌチャナートも途中で匙をなげるだろうと想像し
ていた。
「これって麺だからすぐにお腹がすくわよ」
そんなことを言いながら、ヌチャナートは一皿を平らげていた。

米粒型マカロニの伝統的食べ方はどんなもんだろう?
「ヌー、今度はこの米でカオパットを作ったら?」
「そんなの無理よ!」
スパゲッティやマカロニも炒めて食べる。この米粒を炒めたら炒飯まがい
のものができる気がする。
このマカロニで炒飯、カオパットに挑戦した人おりますか?

2010/4/18

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料理の名前

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料理の名前というのは目立つ食材や特別な食材の名前が前面にでるのが
普通だ。トリュフのような特別な食材を使うと、トリュフ入りなんとか名づけら
れる。食材名と調理法の組合せで名前がつくのが普通だ。
時には連想から料理名がつくことがある。蕎麦の例だと生卵と海苔を乗せ
た月見蕎麦というのがある。卵の黄身を月に海苔を雲に見立てた優雅な
名前だ。甘く煮た油揚げを入れた蕎麦をキツネと呼んでいる。
狐は油揚げを好むからと日本人は考えるのでこんな名前がついた。
こんな名前の付け方は例外的だ。タイ料理にもそんな例外的な前の料理
がある。

この料理の主だった食材はインゲンと豚肉に見える。だからこの料理の
名前はインゲンと豚肉の炒め物と考えた。
ヌチャナートに料理名を聞くと「卵入り豚の炒め物」だと言う。
俺には卵より、インゲンの方が沢山あるように見えるのだが・・・・・?

2010/4/16

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ホタテに唐辛子

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ホタテを焼いた。日本人はこれに醤油をたらして食べる。ヌチャナートは醤油
がいるか聞く。俺は要らないと答えた。タイ風に食べてみたかった。タイ風の
食べ方と言っても特別な食べ方はない。醤油の代わりに唐辛子ソースを使う
だけだ。
「サミイはタイ人みたいな食べ方をするのね」
魚や貝はそれほど好きではないから、ワタの部分は苦手なんだ。
ワタをヌチャナートの皿に入れると、食べる所はほんの少しだ。
肉と違って脂がなくてあっさりしているから、唐辛子の味が直接きいてくる。
「ホタテがもつ甘味を殺して食べるとは、なんてもったいない食べ方をする
のだ」と日本人は思うだろうな。
でもタイ人にすれば、辛味のない味なんて美味しくないのだろう。

ホタテを食いながらタイの貝を思い出した。
俺が観察した所ではこんな大きな貝はタイにはないからヌチャナートには
面白いらしい。タイで俺が見た大きな貝は牡蠣とムール貝だ。
牡蠣は日本で見るのと同じ大きさだ。レストランではそれにレモンをかけて
食べる。でもなー、海岸から遠く離れた地域までどうやって運んでいるのだ?
他の商品の流通状態を見ると生牡蠣は安全なのだろうかと心配になる。

日本人が行くレストランではそこそこの大きさのムール貝がでるが、庶民が
住む村に売りにくるムール貝は小さくて食べる所が少ない。
赤貝をよく食べているが、これもほぼ生の状態で食べている。
赤い汁が出てくるので、俺には気味が悪いがタイ人は美味しそうに食べる。
アサリのような貝は炒めて食べている。これはちゃんと熱が通っているので
俺も食べる。

2010/4/16

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かけうどんをタイ人が

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俺がうどんを茹でておいた。いつだったかヌチャナートはうどんをタイ風に食
べていた。どんな風に食べていたのか忘れた。おそらくカノムチンのように
食べていただろう。そのタイ風のうどんを食べてみたかったので、うどんを
茹でた。

「うどん、食べるでしょ?イープン味にするわね」
イープンというのは日本のことだ。日本の味にすると言ったが、その味は
期待できない。反論するのが面倒だから「うん」と答えていた。
「魚のスープにお醤油を入れれば良いのよね」
粉末の魚出汁を取り出している。

出来上がった物をみると和風にできている。形を真似るの簡単だ。
問題は汁の味だ。味見をすると汁もちゃんと日本の味になっている。
この味なら日本人にだしても大丈夫だ。
昔はひどい味だった。「おいおい、これの何処が日本の味なんだよ!?」
と驚く味だった。この味なら完全な日本の味だ。
駅の立ち食い蕎麦のかけうどんの味になっている。

うどんを食いながら思った。
誰に教わったわけでもないのに俺が作った唐辛子ソースをヌチャナートが
味見して美味しいと言うようになった。
俺がうどん汁の作り方を教えたわけでもないのにヌチャナートのうどん汁を
俺がうまいと言うようになった。同じ釜の「タイ飯」を食っているうちに、俺が
タイの味を覚え、ヌチャナートが日本の味を知るようになった。

2010/4/17

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2010年4月15日 (木)

馬肉大和煮缶詰とタイ人

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何処で何時こんな缶詰を手に入れたのか忘れた。
買った目的は覚えている。馬肉なんて食わないタイ人にこれを食わせて、
食った後にあれは馬肉だと教えてどんな反応をするか見たかった。
意地悪な実験のために馬肉大和煮缶詰を買った。

食卓に馬肉の缶詰をだしておいた。
「あたし、これ食べるわ」しめしめ。作戦が成功したので内心ほくそ笑んだ。
牛肉や鯨の大和煮の缶詰は以前にも食べている。缶をあけただけでどんな
味付けなのか想像できたようだ。
「これって甘いんでしょ?」
「うん、そうだね」
レモンを取り出してレモン汁をかけている。なるほど、これは美味そうだな。
赤い小さなプリッキヌーという辛い唐辛子も入れた。やっぱり唐辛子がない
とダメなんだな。ベランダの薄荷を取ってきて加えた。なるほど彩りも香り
もよさそうだ。

「これなんの肉なの?」どきっ!馬肉だなんて言ったなら絶対に手をつけ
ない。聞こえない、分からない振りをして黙っていた。
ヌチャナートは肉を摘んだ。そして食べた。
「あら、美味しいわよ。食べて御覧なさいよ!」
「うん、なるほど美味しいね」少しだけ食べた。
実際、美味い。日本人は大和煮をこのように調理しない。
たいてい、缶を開けてそのまま食うだけだ。
タイ人は大和煮をこのように食うのだ。この食い方は日本人より優れて
いる。
「この味はタイ人に受けるかな?」
「そうね、大丈夫だと思うわ」
ヌチャナートは馬肉の缶詰を食べてしまった。
あとで「あの肉は馬だよ」と教える。
その時の反応が楽しみだ。イヒヒヒヒ・・・・・。

2010/4/15

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2010年4月14日 (水)

鯖のタイ風唐揚

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肉より魚を食べた方が身体によさそうだ。今日は魚を食べることにした。
「この鯖、どうやって食べたい?」
俺はなんとなく味噌煮が食いたかった。しかし味噌は塩分が多いから控え
たほうがいいかなとも思っていた。塩焼きもよさそうだな・・・・・・・。
俺の頭の中では味噌煮にするか、塩焼きにするか迷っていた。
鯖の味噌煮もうまいが、そんな発想はタイ人にはない。
「揚げる?」
揚げると言われるとそれも美味そうなので、鯖の唐揚を食うことにした。
唐揚というと大量の油の中に魚をどぶんと入れて揚げるのが日本人の
常識だ。これがタイ人になると揚げ方が違う。
フライパン全体を油が覆い、深さ2ミリ程度の油しか入れない。
油がフライパンをひたひたと覆う量だ。
天麩羅に使う油の量から考えると、油の量は極端に少ない、ちょっと多め
に油をフライパンに入れるという感じだ。
我々にはちょっと考えられない揚げ方だ。
どうしてこんな揚げ方をするのだろう?
油を節約する?油の損傷を最小限にする?宗教的、おまじない的、迷信的
考えがあるのか?この揚げ方がタイの普通の揚げ方らしいのだ。
タイ風のお好み焼きもこんな揚げ方をしている。

唐揚の食べ方は唐辛子ソースと一緒に食べる。
「唐辛子ソースはサミイが作ってね。サミイのソースは美味しいのよ」
何時の間にやら俺も自分で唐辛子ソースを作るようになっていた。
唐辛子の辛さの中に味の違いを見出して、味を調整している。
魚にレモンをかけろとは言わなかった。レモンをかけても美味しいはずだ。

2010/4/13

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和食のつもり

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パッカパオのような料理が出てきた。
「これはパッカパオかい?」
「違うわ。日本の料理よ」
「えっ?」
日本の料理にしては唐辛子が多い。和食ではこんなにも唐辛子を使わない。
食ってみると醤油と生姜の味がする。
どうやら生姜焼きの味を再現したようだ。
それにしても唐辛子が多いな。
これをお隣さんに和食ですからと言って持って行っても絶対に受け入れられ
ない。この料理をタイ人から見ると、立派な和食なんだろうな?
日本人から見たら絶対にタイ料理だと思う。

2010/4/11

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